インディゴ・ラ・エンド、ですね。リーダーが川谷絵音さん。結成が2010年で2014年にメジャーデビュー。去年が結成10周年でした。2月17日に6枚目のアルバム「夜行秘密」が出ます。NACK5「J-POP TALKIN’」のゲスト。収録は明後日です。
初めてお会いするんですよ。川谷さんは88年生まれ、32歳。インデイゴ・ラ・エンドの他に、ゲスの極み乙女もやってますね。他にもいくつかのバンドを並行してます。もちろん名前は知ってましたけど、ライブを見たのはゲス極の武道館くらい。
才能のありそうな人だなあと思ってましたけど、僕の手に負えそうな感じもしてなかったんで、インタビューの機会もありませんでした。こちらから申し込んだことも、ですね。今回は、レコード会社の方から「どうですか」という打診をいただきました。
僕でいいんですか、という戸惑いもありつつ、折角の機会ということでお願いして、今日は予習です。新作アルバム「夜行秘密」と前作「濡れた私小説」を聴いて、去年の1月の20周年のサンプラのライブを二本見てました。かなり入り込んだ感じですね。
ライブは二日間、全く違うセットリストで行われて、それが初回盤についてます。良いバンドなあというのが第一印象。うまいし歌心あるし、何よりもバンドっぽかった。こういうバンドは今いないなあ、と思いました。
ロックバンドなんだけど、粗暴じゃない。荒っぽくない。何よりも曲が違う。こんなに「恋」や「愛」を歌うバンドなんだ、という発見。しかも「女性目線」と「男性目線」が両方ある。エロチックな描写も少なくない。でも、嫌らしくない。
曲がユーミンみたいなんですよ。言葉の使い方もそう。ユーミンとか達郎さんのようなシテイポップの流れも汲んでいて、80年代のフュージョンみたいなテクニックもある。80'sシティファンク歌謡という感じもある。
川谷さんのヴォーカルが繊細なせいもあるんでしょうね。RADWIMPSの野田さんやクリープハイプの尾崎さんを思わせたりするんですが、バンドのグルーブは彼らとは全然違う。若い女性のお客さんが多いのがわかりました。
バンド名は、スピッツの「インデイゴ地平線」からとった、ということも今頃知りました。でも、アルバムタイトルは「夜行秘密」ですからね。今、流行りのYOASOBIとかヨルシカとか「夜志向」。内容はかなり「大人の愛」です。
そういう「夜バンド」「夜ユニット」の中で一歩抜け出したアルバムではないか、と思ったんですが、どんなインタビューになるんでしょう。明日はFM COCOLO「J-POP LEGEND FORUM」のミスチルの収録。それ以外はまた予習です。
オリンピック、妙な風向きになってます。体育会的男性優位目線は大っ嫌い。みんなまとめていなくなってしまえ、という感じ。無事に開催できればそれに越したことはないんでしょうが、そのために全てを捧げるというのもね。
ということで、曲ですね。indigo la Endの新作アルバム「夜行秘密」から「夜行」。”夜行で駆け落ち”という言葉も出てきます。”夜行”がトレンドなのかもしれません。じゃ、おやすみなさい。