FM COCOLO「J-POP LEGEND FORUM・最新音楽本特集」の三週目です。小貫さんが書いたミスチルの本。彼の言葉を借りれば「読むベストアルバム」。1988年から去年までの32年間を綴ってます。書き下ろしです。
書き下ろしは時間がかかるんで、なかなか大変なんです。去年、2か月くらいで書いたと言ってましたけど、去年の緊急事態宣言下の「STAY HOME」を効果的に使った例ということになりますね。
小貫さんは、僕よりも一回り近く下。でも、コンサートの現場で会うことが一番多かった人でしょうね。取材しているアーテイストが重なってる。コンサートの現場で一緒になることが一番多かった人かな。海外もずいぶん一緒に行ってますね。
彼が一番多く書いて来たのがオフコースからの小田さんでしょうね。Chage&Askaとか槇原さんも重なってましたね。ミスチルもそうですけど、距離感は圧倒的に彼の方が近かったです。ほぼ身内、みたいなスタンス。その成果がこの本です。
32年間を11の章に分けていて、その時代を象徴する曲を章見出しに使ってます。その曲の詞も掲載されてます。詞を見ながら曲を聞いて、その後に本を読むと聞こえ方も変わってくる。そうやって読んでください、という本ですね。
その時代に彼らが何をしていたとか、その曲はどうやって生まれたとか、かなり詳しく取材してます。後書きに桜井さんのインタビューは改めて長時間のインタビューをした、と書いてます。関係者の取材も丁寧です。
何度も書いてますが、インタビュー集じゃないのがいいですよね。彼の推測や分析もありますし。ひとりよがりな点がない。本のタイトルも「道標の歌」。音楽を聴く時の「道標」であり「人生の道標」。保存版でしょう。
ということで三週目の台本、目下制作中。明日までかかるかな。というわけで。曲ですね。Mr.Children「口笛」を。桜井さんは「反抗期だった」という時期の曲です。ニューヨークの極寒の中で書かれたという曲。じゃ、おやすみなさい。