という二つの喫茶店。ともに人気大手チェーン店。でも、客層も雰囲気も、そしてお味もかなり違います。「スタバ」は若い人中心、「上島」は年配客が多い。珈琲の味も「スタバ」は刺激性が強く「上島」はほど良いバランス、という感じでしょうか。
何が言いたいかというと、以前は「スタバ派」だったんですよ。でも、最近は「上島派」。変わりました。今年に入ってからかな。感染者数が激増してから。緊急事態宣言が出てからは特にそう。「上島」一辺倒になってしまいました。
「スタバ」の若者たちに怖気づいてる。さすがに多人数はいませんが、少人数のグループでも会話が活発。以前は、それが活気に思えたり、見ていて微笑ましく思えたんですけど、そういう余裕はなくなりました。
それに比べると「上島」は、年齢層が高い。マスク率も高い。話し込んでいる人はいますけど、声が小さい。僕のところのお店は席と席の間が割と離れてるんで、「密」な感じがありません。つまり、落ち着く。
ということは仕事がしやすい、って回りくどいですけど(笑)。除菌テイッシュを持ち歩いてますから、椅子とテーブルを拭いてから座るわけです。お店の人がどんな顔をして見てるかまでは気にしたことがありません。
神経質なジジイだと思ってるかもしれませんけど、お店の人の代わりに拭いているわけですからね、感謝されてもいいくらい。でも、長時間いるから迷惑がられても仕方ないですけど。
カミサンに言わせれば、何のために仕事場があるの、なんでしょうけど、そっちの方が落ち着くんで仕方ない。おまけに椅子が合わなくなってて腰も痛くなる。椅子を買いに行く時間もないんで、必然的にそうなります。
仕事場だと余計なことを考えてしまう。勢いで始められない。そういう思いきりは喫茶店の方が出ますね。明日もそんな感じです。原稿に入ると地味な毎日。でも、こういう仕事なんですよ。
というわけで、曲。「スタバ」は、60年代のソウルが結構かかってりしていい感じなんですが「上島」は音楽が流れません。そういう意味では「スタバ派」なんですが、ってどうでもいいか(笑)。古井戸「コーヒー・サイフォン」を。チャボさんと清志郎さんの共作です。じゃ、おやすみなさい。