FM COCOLO「J-POP LEGEND FORUM」の2月の特集。「本」を扱おうと思ってます。ここでも何冊は触れてますけど、音楽のことを書いた本が立て続けに出てるんです。去年からのSTAY HOMEで時間があったのはアーテイストだけじゃない、ということでしょうね。
ルーテインの仕事があると書き下ろしみたいという形の本は難しいところがあるんですね。何か月もその本にかかるわけにはいかない、みたいな生活の人が多いですし。特に音楽を書いている人はライブに行くという優先事項があったりします。
ライブがないんで夜も家にいる。そういう時間が机に向かわせたんでしょう。そういう本を毎週一冊ずつ取り上げてみようという特集です。その本で書かれていることを素材にしながらのアーテイスト特集。初の試みです。
どんな本を取り上げるか。ここで書いた本がありましたね。河出書房新社から出た、陣野俊史さんの「ザ・ブルーハーツ・どぶねずみの伝説」と文春から出た、門間雄介さんの「細野晴臣と彼らの時代」。この二冊は入りますね。
あとは、候補ということになるでしょうが、小貫信昭さんの書いた「Mr.Children・道標の歌」、2月に出るRAD WIMPSのことを書いた本とか、なぎらけんいちさんの「高田渡に会いに行く」とかもありますね。
どれもほぼ新刊。扱っている音楽も違うし、書き方もそれぞれ。まだ読んでない本もあるんで、最終的な4冊はまだ決まってないんですが、どれも面白そうです。出来れば著者インタビューを入れながらやりたいんですが、こういう時期ですからね。あまり無理なお願いはできません。
音楽の本が少なくなってる、というのは、この数年、10年位の傾向でしょうね。特にサブスク、ネット主導になってからは、ますますそうなってきている。でも、音源が簡単に手に入るからこそ、そういう本が必要なんだと思ってました。
小貫さんのミスチルの本は「読むベストアルバム」と銘打たれてますからね、音楽を読むことで発見がある、確かめられる。そういう提案が出来ればいいですよね。音楽を書こうとする人たちは、どっかで仲間みたいな気がしますし。
何でも自分で書くという年でもない。お互いが刺激し合えれば、ということでしょうか。取り上げる本に唯一共通するのが「インタビュー集」じゃないことでしょうね。書く人の主観と客観のバランスが取れている本、というのかな。
どんな風に紹介しながらやるか、これは、僕のセンスが問われますね。でも、楽しみです。明日は、ジブリの「熱風」の「作詞家 松本隆の50年」の取材で柳田ヒロさんに会います。彼も高齢者、家に来てよ、ということでした。
都心は怖い。同じくです。そうだ、国会のやりとりで呆れてしまったことがありました。入院を拒否する人に罰則なんだそうです。でも、入院したくても出来ない人が7000人もいることは問題にされない。
本末転倒、冗談にしか思えません。罰せられなければいけないのはどっちだ。ということで、明日も無事を祈りつつ。曲ですね。本の歌。何でしょうね。井上陽水さん「ワカンナイ」。「アメニモマケズ」が題材だったと思います。じゃ、おやすみなさい。