NACK5「J-POP TALKIN’」のインタビュー。去年の夏に二枚目のアルバム「Ⅱ」が出た時以来、二回目の登場。先日、1月20日に発売になったアルバム「まあだだよ」についてですね。いいインタビューでした。
二回目というが大きかったですね。前回のインタビューが彼にとっても印象が良かったみたいで、話がスムース、聞きたいことと話したいことが合致したという自然体でしかも無駄がない時間でした。
前回は、やっぱり探り合いながら、みたいなところがありましたからね。この人は何を聞きたいんだろうとか、どこまで答えてくれるんだろう、みたいな距離感。それがなかった。中身、濃かったと思います。
アルバム「まあだだよ」は、小椋佳さんが詞曲を書き下ろしたアルバムなんですね。小椋さんは77歳、これが最後のアルバムと公言してます。彼のアルバムは「もういいかい」。林部さんは「まあだだよ」。黒沢明監督の遺作と重なります。
聞いてみたいことはいろいろありました。小椋さんとどういうやりとりがあったんだろうと。そういう対になったアルバムとして制作していったのかとか、そういう遺作のようなアルバムを引き受けるのはどういう心境なのかとか。
小椋さんが書いた曲は、やはり、人生の最後を全うするような深くて重い曲がかなりある。アルバムを聴いた最初の印象が、今までの曲と違うんで、歌うの大変だっただろうなでしたからね。
どんな風に解釈して自分の歌にしていったのか。どのくらい歌いこんだのかとか、自然にアルバムの本質にかかわる話になっていった。そこまで考えていたのか、というエピソードが次々、という感じでした。
林部さんは、今、「歌」ということでは他に比べる相手がいない30代の男性だと思ってるんですね。それが裏付けられるインタビューになったんじゃないでしょうか。オンエアは、2月の13日・20日の2週です。
何とも大げさになってしまった週末、無事に乗り越えました。でも、やればできるじゃないか、みたいな感じともちょっと違いますね。去年のみゆきさんのラストツアーのタイトルじゃないですけど、「結果オーライ」とまでは行かないな。
ということとは話が別なんですが、昨日も今日も渋谷だったんですね。林部さんは「渋谷、久しぶりなんですよ」と言ってましたけど、結構、人出が多い。しかも若い人たち。年寄りはいないなあ。
今日もNACK5のインタビューを終えて、その後のFM COCOLOの「J-POP LEGEND FORUM」の収録まで若干時間があったんで、お昼を食べながら仕事しようかと思って、何度か行ってるお店に行ったら、若い人ばっかり。
しかも、マスクを外してはしゃいで話しているカップルが結構いた。怖かったですよ。参ったなあと思って、食べるものを食べてそうそうに出ました。彼らはかかっても大したことないと思ってるんでしょうね。
高齢者と若者が明らかに乖離している。一緒になれない。こうやって年寄りが追いやられていくんだろうなあという感じ。図らずもでしょうけど、渋谷は若者の街だということを再認識しました。年寄りはもうお呼びじゃないっす。
というわけで、曲ですね。林部智史さん「まあだだよ」。アルバムのボーナストラックに入っている曲。この曲だけ彼の詞曲です。何を込めたのか、という話も聞いてます。じゃ、おやすみなさい。