さっきからずっとそんな感じ。ボーっとしてます。時間が止まったみたい。みたい、ですからね。止まるわけがありませんが。テレビもラジオもついてない。耳鳴りとエアコンのサーキュレーションの音。蝉と潮騒という感じでしょうか。
蝉は耳の中ね。潮騒みたいなエアコンの音は、部屋の壁際。ファンか何かが一定のリズムで動いてるのかな。波が打ち寄せるみたいに聞こえる。これが本物だったらいいんだけど。今年は、そういう時間も過ごせませんでしたね。
原稿がこの辺まで行けたらいいな、というくらいまでは来たからかな。なんだか中身が薄いなあと思えたり、こんなもんじゃしょうがないよなあ、と思ったり。あの資料があればなあ、とないものねだりしてみたり。
いつものことではあるんですけどね。でも、そういう感じでもない。何でしょうねえ。この漠然としたとりとめのない不安定な感じ。ユーミンは「深海」に例えたわけですね。海の底に沈んでいる。光が見えずにゆらめいている。
さっき帰ってきて何気なくテレビをつけたら「SONGS」でユーミンが歌ってました。今日はそんな感じじゃないなと思ってたんで、番組表を見なかったんですよ。ちょうど最後の曲をやってました。「私は何を見てるんだろう」と歌ってました。
彼女もそうだったんですね。みんな自分が見ているものを信じきれない。そういう中で季節が変わっていって年末を迎える。何の根拠もなく来年に期待をしながら。今年は「海を見なかった年」。来年は「海を見ていた午後」になるんでしょうか。
日付が変わるなあ、と。明日中に書いてしまわないといけないなあ、書けるかなあとか。ぼんやりね。ともあれ、とりあえず寝ること。確かなことは睡眠だけ(笑)。何はともあれちゃんと寝ること。というわけで、曲。何でしょうね、いきがかりのユーミン(笑)。「海を見ていた午後」を。ソーダ水の中にヤシの木が見える場所に行きたい。じゃ、おやすみなさい。