すごいタイトルですよねえ。少なくとも女性歌手の曲のタイトルとは思えません。今日発売の冬美さんの新曲。作詞と作曲は桑田佳祐さん。桑田さんが他の歌い手に曲提供するのは23年ぶりなんだそうです。
演歌しか知らなかった冬美さんが初めて好きになった演歌以外の音楽がサザンだった。デビュー当時から「いつか桑田さんに曲を書いてもらいた」と思っていた夢がかなったという曲。面白い曲でした。
何しろ、死んでしまった女性の歌、土の中で回想している歌。なんで死んだのかと言えば、愛した男に捨てられて手をかけられたという設定。半分は恨み言なんですけど、そういうドロドロした歌になってない。
冬美さんのことを念頭に書いた、というだけあってどこか愛らしい、ほほえましいいじらしさも感じさせる。情念の歌になってないんです。桑田さんがレコーデイングも立ち会って演歌にならないようにアドバイスもしていた。
というような話を彼女から聞いてました。ラジオ番組ではなくて文字原稿の取材ですね。番組じゃないとどっか気が楽です。他の取材でもそうなんでしょうけど、彼女の話も熱が入っていて思いのたけを一気に話す、という感じでした。
冬美さんは、清志郎さんと細野さんでHISというユニットも組んでましたし、ポップスのカバーアルバムも出してます。演歌一筋というジャンルの狭さがない。その極めつけのような曲になったんじゃないでしょうか。
曲も桑田さんじゃないと書けない。ポップスと歌謡曲と演歌がミックスされたようでコーラスはドウワップのようでもある。クールファイブのよう、と言ってもいいかな。話題作であることは間違いありません。
久々の都心。いくつもまとめました。マスクはしっぱなしでしたけど、やっぱり人に逢うのは楽しいです。どういう企画になるか海のものとも山のものともつかない雑談でもですね。1時間があっという間でした。
というわけで、第三波襲来。除菌テイッシュは手放せません。曲ですね。坂本冬美さん「ブッダのように私は死んだ」を。じゃ、おやすみなさい。