FM COCOLO「J-POP LEGEND FORUM」の11月の特集ですね。氷室さんは、先日、還暦を迎えました。誕生日には日本テレビで「花火ライブ」の配信がありました。プロデユーサーは日本テレビの山崎大介さん。映画「POST SCRIPT」の監督ですね。
独自編集したライブの名場面と実写の花火を合成した。バーチャルの立体眼鏡をかけてみていると、ほんとにスタジアムの現場に花火が上がっているように見える、驚きのライブ映像でした。そして、氷室さん本人からのメッセージコメントもありました。
目下、新作の制作中という話でしたもんね。来年、何らかの形での活動再開になるんだろうな、という予告になりました。それに合わせての特集。5週間ありますからね。一週目のゲストが山崎さん。収録は終わりました。
彼が監督した「POST SCRIPT」は、2010年から2016年までの6年間を追ったドキュメンタリー。180時間の映像と6時間のインタビューからまとめたもの。あそこまで本人に肉薄、密着、率直な言葉を記録した映像は初めてでしょう。
2010年のツアー「50×50」は、山崎さんなしでは語れません。彼がツアー前に書いた取材依頼の手紙の中に「50にして天命を知る」という孔子の言葉が使われていて、それが氷室さんを動かした。「天命を探したい」というツアーになった。
あのツアーがなければ「ニュースゼロ」のテーマ「IF YOU WANT」も震災のチャリテイの東京ドームもなかったでしょう。そういう意味では、2010年以降の氷室さんの活動には欠かせません。
ただ、「POST SCRIPT」は、配信と劇場上映だけでしたからね。来年2月にパッケージのぼBOXとして総集編が出ます。僕も本「KYOSUKE HIMOR since1988」も出ます。それに合わせた特集でもあります。
ご承知のように僕は、テレビに対しては素直じゃありません。かなり斜に構えてます。でも、彼の仕事は、そういう偏見を意味のないものにしました。妙な言い方をすれば「敵ながらあっぱれ」という感じでしょうか(笑)。
彼は「ニュースゼロ」を立ち上げた人ですからね。テレビジャーナリストとしても秀でたセンスの持ち主。いい話になったと思います。そして、これは前哨戦。11月15日に日本橋のTOHOシネマで二人の「トークイベント」があるんです。
彼は映画、僕は本。両方とも予約の締め切りが11月中旬ということもあって、映画会社と出版社の合同企画。有料のトークイベントなんでプレッシャーもあります。でも波長は合ってると思います。
というわけで、エルビス、矢沢さん、と特集が続けば、次は氷室さんに行くしかない(笑)。二週目からはアルバムをたどりなおそうと思います。曲ですね。「LAST GIGS」の映像は出てますが、ライブ盤は出てません。ラジオ初オンエア、東京ドームの音源で「DREAMIN’」を。じゃ、おやすみなさい。