本当は日曜日だったんですが、アーカイブが今日までということで何とか見ることができました。これは配信ライブのいいところでしょうね。その時間、その場所にいないと体験できない、という縛りがうすいです。
まあ、だからこそライブの意味があるともいえるわけで、それこそ一長一短。さっきも依与吏さんが、いみじくも「何かの代わり」としての配信ライブではなく、こういう形でしかできないことをやりたい、と言ってましたけど、そういう時間でした。
ライブが出来ないからこういう形、と思うとやはり消極的な感じもするでしょうし、やる側もどこか腰が引けてしまう。でも、新しい試み、他の人がやってないことにチャレンジするんだと思えば力も入ってくるでしょう。
その両面、というのかな。やっぱりライブが見たいな、という物足りなさもありつつ、ライブでは見ることのできない面も感じ取れた。面白かったですね。その最たるものが照明でしょう。普通、お客さんがいるアリーナ一面に照明を置いていた。
会場中の地面から光が立ち上っている。あの演出は素敵でしたね。巨大な光の霜柱みたいな感じ。光の柱といってもいいか。ブルーと白のコントラストがとってもきれいでした。そういう意味ではアート的な空間でした。
楽器の音もデリケートな聞こえ方をしてました。表情もね。普段のライブだと、面がバーの汗と客席の熱、みたいなことがバロメーターになったりしますけど、それがないぶん、静的な緊張感がありました。
実は、そういう繊細なバンドなんだ、という側面。ライブでも曲間とかに独特の間がありますけど、そういう面が自然に出ていた。ライブでありながら”ノリ”に流されない。どこか神経質でもある。客席の歓声がないぶん、より伝わってきてました。
歌詞が伝わりやすい、というのもありましたね。ライブだと客席の歌声でかき消されてしまうようなニュアンスが伝わる。お客さんとの一体になった空気、というのはありませんが、その分伝わるものもある。そんなライブでした。
新しい人たちで、言葉の面白さという点ではback numberとあいみょんが双璧かなと思ったりしてるんですが、改めてそう思わせるものがありました。彼らのことは書いてみたいな、とずっと思ってます。残された時間があれば、ですが(笑)。
というわけで、そろそろお客さんを入れたライブも始まってます。でも、お客さんを減らしている分、関係者用の席は用意してないライブがほとんど。なかなか見に行けません。でも、仕方ないです。時期を待つしかありません。
というわけで、曲ですね。back number、「高嶺の花子さん」。あの曲だけでいろんなことが書けそうです(笑)。じゃ、おやすみなさい。