10月21日発売だから、今日ですね。彼女の超人気シリーズ「Request」の新企画。これまでは女性アーテイストの曲をカバーしてきましたが、これはタイトルにあるように男性アーテイストの曲のカバーです。
某機内放送でアルバム特集。FM COCOLO「J-POP LEGEND FORUM」の矢沢さん特集4週目の収録を終えてから原稿を書いてました。元々、JUJUは好きなシンガーではあるんですが、「俺のRequest」も期待どおりでした。
色んな人の曲を歌ってますよ。スキマスイッチ、山崎まさよし、Mr.Children、久保田利伸、中西保志、平井堅、キリンジ、秦基博、GLAY、フジファブリック、MONGOL800、ウルフルズ、サザン、小田和正という個性豊かな顔ぶれです。
男性の曲ですからね。当然、解釈が変わってくる。同じような感情表現では違和感も出るでしょうし。男性の気持ちを一端受け止めて、それを彼女なりの歌い方で表現する。アレンジも当然変わります。
カバーの面白さは、オリジナルとは違う味わいをどこまで出せるかでしょうが、男性の歌を歌う、ということだけでもその下地がある。「Request」とは違う、これまでにもなかった味わいのアルバムになってます。
JUJUのあの密やかさ。囁くようで絞り出すようで吐息のような声。言葉の隙間を噛みしめるような細やかさ。感情の赴くままにならない抑制されたクールさ。寸止め、というんでしょうか。
英語を歌ってきた彼女だからの日本語の発声。涙が溢れる寸前、崩れ落ちる寸前の脆さや儚さ。歌のうまさというのは、テレビのカラオケ番組の点数などとは全く違う、というアルバム。独壇場ですね。
でも、妙にJUJUな一日でした。家でカミサンと話していたら、彼女の”今日の出来事”の中にも”JUJU”という女性が出てきました。佐野元春さんの未発表ドキュメント配信を見ていたら「JUJU」という彼の曲が歌われてました。
もちろん偶然で何の関係もありませんけど、へえ、という感じでした。というわけで、JUJUの「俺のRequest」からMONGOL800の「小さな恋の歌」。原稿を書くので聴いていて涙ぐみそうになりました。
あ、昨日書いた「2006年」について。9月23日の拓郎さんの「つま恋」をメインにしたかったんですがCDが出てない。ライブ音源がないとフィーチャーしにくい。みゆきさんの「永遠の嘘をついてくれ」をかけてます。じゃ、おやすみなさい。