いつだっけ(笑)。大阪から戻った翌日だから15日か。三日前ですね。このまま書かないままになりそうなんで、忘れないうちにと。FM NACK5「J-POP TALKIN’」のインタビュー。あいみょんの次のゲストですね。
10月7日に9枚目のアルバム「Joker」が出ます。彼女をインタビューするのは、10年以上ぶりですね。三回目か四回目。時間が経ってます。10年前に彼女は、耳の不調でツアーを中止したり、活動を休止しましたけど、その前だったと思います。
それだけ空くと初めてみたいなもんですからね。新鮮な緊張感がありつつ、でも、じっくりと話を聞いた、という感じのインタビュー。面白かったです。例によって台本もないわけですが、そういう方が話が転がる、というインタビューでした。
デビューが2001年。21世紀に入ってデビューした女性アーテイストで最初に成功した人でしょう。今年から来年が20周年イヤーですね。それだけキャリアも実績もあるわけで、10年前とはインタビューの受け答えが相当に違ってました。当たり前ですよね。
でも、歌や声のイメージと彼女自身とは少し開きがありますね。歌は儚いラブソングが多い。「雪の華」ですよね。薄幸の歌姫、みたいなイメージ。2012年には「明日、世界が終わるなら」という曲もありました。
「僕が死のうと思ったのは」というのもありましたね。詞曲は、まだブレイクするまえのamazarashiの秋田ひろむさん。そんな曲がより悲劇性を強めた、と言っていいかもしれません。最近ではLGBTへの支援みたいな活動もしているようです。
そういう意味では単なる「薄幸」というだけでなく「少数者寄り」という姿勢にも取れます。みゆきさんが「愛詞」を書いた時のイメージもそういうものだったんじゃないでしょうか。”分かる人にしか分からない”という歌詞がありました。
あの曲について、みゆきさんに聞いたことがあったんです。彼女は例の調子で「だって、美嘉さんってああいう感じでしょ」と笑ってました。インタビューで美嘉さんも「私はそういう人なんです」と笑ってました。
で、アルバム「Joker」ですよ。ALL ABOUT 中島美嘉、という印象。そういう薄幸感、滅びの美学、みたいなイマジネーションの反面、自分一人で身体を張って生き抜いてきたというきっぱりとした強い意志、男性的な一面、両方出てます。
情報でしか知らなかったんですが、彼女は去年、ミュージカルをやってるんですね。しれが、フランス革命の時の女性の死刑執行人が主人公。彼女が主演してました。”革命と死”というテーマが不自然に見えない。
どこかに”死の匂い”のするラブソング。そういう歌を歌える人は多くないです。そういう歌に対しての共感みたいな話もしてくれました。ラジオならではのインタビューになったと思います。オンエアは10月の二週目と三週目かな。
というわけで、忘れないで済みそう(笑)。明日は大宮のNACK5であいみょんのインタビューの完パケです。今日、34度という予報もあって戦々恐々でしたが、何とか終わりました。でも、これが最後の30度になるのかもしれませんね。
曲ですね。中島美嘉さん、と言えば「雪の華」、だったんですが、アジアではこの曲が人気なんだそうです。「僕が死のうと思ったのは」。新作アルバムには入ってませんけど、じゃ、おやすみなさい。