今、見終わったんです。87年に公開された映画「微熱少年」。松本隆さんが原作・監督・音楽という三役をつとめたものですね。彼の小説「微熱少年」の映画化。そこまで関わるのは、きっと最初で最後になるんじゃないでしょうか。
その頃は、僕も忙しかったということもあるんでしょう。87年は「BEAT CHILD」があった年ですし、新しいロックの人たちが活発に動いてましたから、当時、見てなかったんです。スタジオジブリの機関誌「熱風」の連載「風街とデラシネ・作詞家松本隆の50年」がありますからね。
ただ、DVDになってない。ネットで探してもでて来ない。VHSでは出てるんです。ソニーだと思ったらポニーキャニオン。何とか資料室を探してもらいました。連載、母の葬儀と重なってしまって、先月、お休みさせしてしまいましたからね。
ちゃんと今月はちゃんとやらないと、という引き締まった気分もありますし。どこまで触れるにせよ、見てないと書けません。先々月か、松本さんのインタビューをした時に「手に入らないんです」と言ったら「見なくていいよ、僕の傷」と笑ってましたけど、そういう作品じゃなかったです。
確かに、プロの監督さんの映画のようテンポ感とかドラマテイックな盛り上げ、みたいな手慣れた感じはありませんけど、映像と言葉の詩情、みたいなものと青春感は「松本隆」という感じがしました。劇映画というよりストーリーのあるミュージック映像とも言えますね。
主人公は松本さん自身でしょうね。1965年、16才。都会の育ちの良いバンド少年。ビートルズの武道館公演も登場します。その頃の風俗も出てきますし。1987年から見た1965年という感じもありますね。拓郎さん、細野さん、財津さん、森山良子さんなんかも出てました。
音楽は、当時のポップスと松本さんの作品集。聖子さんとか佳孝さんの曲が流れたり。音楽映画として楽しめました。今年は松本さんの50周年ですからね。こんなに何でも手に入る中で、幻になってる。DVD化すればいいのにな、と思いました。
お仏壇も来ましたし、ようやく落ち着こうとしてます。明日から原稿です。というわけで、曲です。今日みたいね日の詩ですね。大瀧詠一さん「雨のウエンズデイ」を。全然晴れませんね。じゃ、おやすみなさい。