拓郎さんが昨日の「オールナイトニッポン・ゴールド」の中で言ってました。来年の初夏、大阪や名古屋などでツアーをやる予定にしてる。もう会場も抑えてある。それを自分の最後のステージにしようと思っている。
でも、今のこの状況の中で、来年はどうなるかわからない。もし、来年もこういう状況だとしたら、ライブは出来ないだろう。じゃあ、再来年に延期するかというとそれはありえない。76才で歌っている姿は想像できない。
こういうエンデイング、アウトロを迎えるようになるとは思ってもみなかった。予想もつかなかったけれど、その場合は、最後のステージはないままに終わることになる。気持ちの整理はついている、ということなんでしょう。かなり淡々と話してましたね。
そういうことになるんでしょうねえ。彼は、自分にとってのライブは、そこにお客さんがいて、その反応から生まれるテンションがあってこそ、無観客とかはありえない、という話もしてました。
恐れていること、というんでしょうか。いつまでこの状況が続くのか、と思いつつ、どこかで何とかなってるんじゃないか、という漠然とした希望があるわけです。そうならなかった時のことはあんまり考えないようにしてる、と言っていいかもしれません。
僕らはそれで済むわけですけど、やる側の人たちは、そうはいかない。来年やるかどうかは、今年から動いてないと会場も取れない。来年がダメなら、再来年と簡単には言えない。じゃあ、どうする、と考えた時の結論なんでしょう。
76才。さあ、お前はどうする、という気分になりました。もちろん会場を抑える都合もありませんし、その時になったら考えようという自分もいるわけですが、遅かれ早かれ、答えを出さないといけないんでしょうね。
でも、どんな未来が待ってるんでしょう。母がなくなったこともあるんでしょうけど、どんな風に終わるんだろうなあ、といやでも考えてしまいます。というわけで、曲ですね。何でしょうねえ。拓郎さん、「マークⅡ」を。さよならを言えない歌。じゃ、おやすみなさい。