女の子の手紙みたいですね。”私、髪を切りました。あなたの好きな長い髪です。あなたの嫌いな長さにして、新しい自分になろうと思います”、みたいな感じ、じゃないか(笑)。そういう歌、ありそうですね。
新宿の美容院。初めて行きましたよ。カミさんがそこがいいらしい、というんで便乗。僕にはそんな情報はありませんからね。前に行っていたのも彼女が行っていたところ。男性もやってくれるらしい、というんでお世話になってました。
新宿、久しぶりに降りました。いつ以来だろうと思ったら、みゆきさんのツアーの初日、新宿文化センター以来。1月でしたからね。でも、ホールまで歩くだけじゃない。美容院の中に入る。結構、ビビっておりました。
なんせ、みなさん若い。しかも雰囲気はおしゃれ。以前、お世話になっていたのはご夫婦でやっている美容室でしたから、街の床屋さんと雰囲気は変わりません、そういうお店じゃなかったですけど、カットはさすがでした。
床屋、なつかしい言葉だなあ、と思いました。いつまで床屋だったんだろう。美容院と床屋の違いって何でしたっけね。切るのが床屋、染めるのが美容院、でしょうか。そんなことないですね。バリカンを使うのが床屋、ということでもないか。どうでもいいね(笑)。
床屋で思い出した。高校生の時、みんなで床屋に行ったんですよ。60年代ですからね。石原裕次郎風なショートカットが流行ってました。GIカット、という言葉がありました。エルビスプレスリーが「GIブルース」という映画に出た後ですね。
みんなで一緒GIカットにしようということだったんです。でも、僕は天然パーマでねじれっ毛。GIカットにならなかった。次の日、学校に行ったら、黒板に「田家は、GIカットに出来ねえの」と白墨で大書きされてました。何だったんだ、あれは(笑)。
60年代前半、GIカット、70年代前半、ロングヘヤー。つまり、ミーハーだったわけです(笑)。時代によっても年代によっても変わります。女子は相手の男で変わるか(笑)。何の話をしてるんだ(笑)。でも、そういう気分になりました。
そう、新宿の駅周辺を歩いて改めて思ったこと。喫茶店が少ない。あれ、ここに喫茶店があったよな、と思うところがほとんどなくなってる。あるのは、ちょっと高めのフランチャイズ店。あんまり好きじゃないんです。
喫茶店だけじゃないです。こさっぱりとした居酒屋もなくなってましたね。当たり前ですけど、昔の新宿じゃないです。女性ファッションのお店ばっかりだし。それはいいことでしょうけどね。東京の文化は女性の文化でもありますから。
というわけで、さっぱりしました。新しい自分になります(笑)。今日、つぶしてしまったんで、明日は大変。頑張らないと。曲ですね。髪を切る歌。槇原敬之さん、「髪を切る日」。または松田聖子さん、「夏の扉」。季節はこっちか。じゃ、おやすみなさい。