「はっぴえんど」は知ってるけど、「ジャックス」は、聞いたことがない、という方は多いでしょうね。もう50年以上前に存在したバンドです。67年から69年まで活動していたのはわずか3年間。オリジナルアルバムは二枚だけ。しかも二枚目の「ジャックスの奇蹟」は解散後に出ました。
後にUソロ活動をしながら、URCのデイレクターもしていたシンガーソングライターの早川義夫さんが中心のバンド。和光高校の学生が母体でした。代表曲は「からっぽの世界」「時計をとめて」「ラブジェネレーション」という曲があります。
解散したのは69年の第一回中津川フォークジャンボリー。はっぴいえんどの前身、エープリルフールがデビューした年、少し重りながら入れ違いという感じですね。はっぴいえんどよりも少し早かった分、日本語のロックの元祖という人もいます。
でも、はっぴいえんどよりも更に実験的でしたからね。バンドという形も明確ではなかった。元祖、というより源流、と言った方がいいかもしれません。細野さん、大瀧さんのような巨大な才能がせめぎあっていたところまではいかなかった、ということでしょうか。
何で、今ごろ、かというと、そのジャックスのメンバーに水橋春夫さんという方がいました。彼は、バンド解散前に抜けてしまうんですが、後にレコード会社のデイレクターになるんです。キングレコードで横浜銀蠅でヒットを飛ばして、その後、ポリスターに移ってWinkを担当してました。
で、彼がキング時代に担当したのが山瀬まみだったんです。作詞が松本隆さん。つまり、はっぴいえんどとジャックスが、新人アイドルのアルバムで出会っていた。どういう経緯だったんだろうと。ただ、水橋さんは、一昨年なくなってしまいましたからね。
最後までお付き合いのあった、アシスタントデイレクターの方に電話インタビューしたりしておりました。思いがけないストーリー。しかも、山瀬まみさんのデビュー曲は詞が松本さんで曲はユーミンなんです。でも、売れなかった。松田聖子さんの足元にも及ばなかった。
いいアルバムが売れるとは限らない。音楽には、そういう明と暗みたいなことが色々あります。そんなことが書けたらなあ、と。今週いっぱいで書かないと、という感じですね。というわけで、東京、感染再燃、という予兆。東京アラート、だそうです。目覚まし時計はアラームか。
アメリカも大変ですし。68年のキング牧師暗殺依頼の全国的な抗議行動なんだそうです。あの頃は、ベトナム戦争で黒人兵がたくさんなくなりましたからね。何で黒人ばかりなんだ、という不満も根底にありました。
今は、コロナ。マイノリテイーの感染者が圧倒的に多い。同じような現象なんじゃないでしょうか。トランプ大統領がヒステリックになっているのが、一番の危機に思えます。世界はコロナ後に向かってますね。
ということで、曲ですね。ジャックス「からっぽの世界」。暗い曲です。でも、引き込まれる曲です。じゃ、おやすみなさい。