バンド名を出すのは早いかなと思ったんですが、TERUさんが、ファンクラブ向けの発信の中で触れていたようなんで書いてしまいました。というほど大げさなことではないかもしれませんが。ファンクラブの会報誌でのインタビュー。4人、それぞれ一人づつ行いました。
もちろんリモート。僕よりも全然慣れている感じ。取材やラジオ番組なんかもそうやってるようでした。ちょっと早いこの時期に行われたのは5月25日がデビュー日だからですね。去年から今年のデビュー25周年イヤーが終わる、26周年記念日の前に、ということだったんでしょう。
去年の新作アルバム「NO DEMOCRACY」の時はJIROさんのインタビューだったんで、全員のインタビューは丸々一年ぶり。でも、久々感がそんなにしなかったのは、彼らの人柄でしょうね。いつどんな時でも他人に不快感を与えない。
何でしょうね。これだけ大きな存在になっているのに、偉そうなところが全く見えない。話の内容は年齢相応でこれだけのキャリアあってこそ。4人がそれぞれ自分のスタンスでGLAYを支える自信と自覚がひしひしと伝わってくる。大人ですよ。でも、どっか無邪気なんです。
それがバンドなんでしょうね。彼らの言葉を借りれば「民主主義」。「バンドって民主主義だと思う」という25周年の公約にあったあの言葉通り。バンドそれぞれのメンバーの意志決定とファンとのコミュニケーション。裏も表も、陰謀も策略もない。
陰謀や策略があったら大変ですけど(笑)。今の政治がそれしかない、という感じですからね。悪だくみ内閣。検察庁法改正案も法務省のせい。悪いのは他人、自分はどこまで行っても正しい。PCR検査を受ける人の数が少ないのは「国民の誤解」だと言ったのは驚きでした。
という話じゃないですね(笑)。でも、世の中がそうじゃないから、彼らを見ているとホッとするということもあるのかもしれません。みんな自分の言葉でしゃべってますからね。25周年が、彼らを一皮も二皮も大人にした感じでした。
彼らが掲げた7つの公約。海外ツアーとドームツアーという最後の公約が果たせなくなってます。名古屋ドーム、東京ドームもなくなってしまいました。そういう非常事態をどんな風に受け止めているか、という話も地に足がついてました。
これが終わりじゃない、ここから始まって行くことの方が多い。3月発売のベスト盤「REVIEWⅡ」の中の新曲「Into the Wild」は、そういう転機を感じさせる曲ですね。90年代のメロデイーを解体したようなJ-POPの枠に捕らわれない自由でアーティスティックな曲。カッコいいです。
実績のある人たちが、そこに捕らわれずに新しい創作を楽しんでいる。今のGLAYはそんな時期にあるんだと思いました。そういう意味ではリモートならではのインタビューだったかもしれません。12月の札幌ドームはまだ可能性があります。そこに向けての話で終わりました。
というわけで。曲ですね。GLAY「Into the Wild」。一つ一つの積み重ねが新しい扉を開けていきます。今日の東京の感染者は3名。もうすぐ緊急事態解除。でも、ライブハウスは置き去りになってます。音楽の土壌を絶やすな、ライブの火を消すな。じゃ、おやすみなさい。