だからどうした(笑)。でも、何となくそういう感じではあったんですが、やっぱりそうなってました。コロナ太り、ということなんでしょうか。食事が定期的になってる。量も増えている。お酒を飲まなくなって甘いものを口にしたりしている。太って、当然じゃん(笑)。
免疫力、みたいな、これまであんまり考えたことのないことも意識したりしてますからね。健康管理という意識も強くなってる。この年で痩せてゆく、というよりいいわけですから、そんなに大げさにすることもないわけです。が、あまり”太った”という経験がないんで、若干特別感があります。
太らないようにしよう、と思ったのは若い頃に見ていた業界の人たちの印象がありますね。コンサート会場の特等席で腕組みして偉そうにふんぞり返っているでっぷり太ったダブルのスーツ姿。ああはなりたくないよなあ、ということに尽きます。
なりたい自分、よりもなりたくない自分の方が明確にあった。そういうことですね、って今ごろ何を言ってるんでしょうか(笑)。でも、そうなんですよ。時々、どうやってこの仕事になったんですか、というようなことを聞かれたりすることもあるんです。たまには、ね。
そういう時はかならず「なり行きです」と答えるんです。こうなりたい、ということがあったわけじゃない。中にはいるんですよ、音楽ライターになりたかった、という明確な目的意識があった人。僕はそうじゃなかったですからね。ああなりたくない、ということの方が大きかった。
就職試験を全部落ちた、ということもあるでしょうけど、なりたい自分にはなれなかった、ということから始まってる。だったら、なりたい自分よりもなりたくない自分にならないようにしよう、ということだったように思います。ずいぶん、昔のことですけど(笑)。
それと太った話と、どう関係があるんだ(笑)。ないとは言えない。太りたくない、というのは、そういうこともありましたからね。でも、この年齢だとがりがりに痩せてるよりも、ふっくらしててもいいかな、と思ったり。ズボンのベルトが止まらない、みたいなのは勘弁ですけどね。
太りすぎは成人病の元。適度なバランスね。何の話をしてるんでしょうか(笑)。今日は一日絢香さん。二作目のカバー「游音倶楽部」のⅡが発売になります。これまでの代表曲とカバーを交えた特集。選曲と台本に丸々一日かかりました。
絢香さん、来年が15周年。独自の活動のスタンスを続けてます。彼女のデビュー曲を聞いていて改めて思ったこと。「I believe」に”どんな色にも染まらない黒になろうと誓った”という歌詞がありました。デビューアルバムで「黒になろう」と歌った人はいないでしょうね。
芸能界に向いている人とそうじゃない人がいるとしたら、彼女は後者なんでしょう。でも、便乗したような言い方をすれば、僕も「どんな色にも染まりたくない」と思ったのかもしれませんよ。せめて「太った色」にはなるまい、と思ったんでしょう。
たった2キロで何をごちゃごちゃ言ってるんでしょうか(笑)。というわけで、曲ですね。絢香さん。「I believe」ではなくて「みんな空の下」を。そういう時代です。世界中、空はつながってます。じゃ、お休みなさい。