マーチン。鈴木雅之さん。今日、電話インタビューしました。先月発売になった40周年記念アルバム「ALL TIME ROCK’N ROLL」について。45分強、力の入ったインタビューでした。と言っても僕は時々口を挟むだけ。彼の話を感心しながら聞いてました。
毎回、強く思うんです。彼の記憶力の確かさと話術の巧みさ。もちろん例によって台本も進行表もありません。電話ですから、彼の手元は見えませんけど、メモも何も見てないでしょうね。頭の中にあることを整然と流暢に話してゆく。一点の無駄もない感じでした。
40周年アルバムですからね。色んな趣向が凝らされている。初回盤は4枚組なんですが、それぞれにストーリーがある。特に、DISC1,2,3ですよ。DISC1は、代表曲と因の曲を様々なアーテイストと新たにレコーデイングしてます。
これが実に面白んです。小西康陽、少林兄弟、岡崎体育、スタレビ、ゴスペラッツ、という世代もスタイルも違う人とやってるという人選。そして、曲目。自分たちの曲だけじゃないオールデイズのカバー。デビュー前にやっていた曲を今、初めてCD化している。
デビューアルバムの「Mr.Black」が、片面オリジナル、片面カバーという作りだったことの続編。でも、選ばれている曲はデビューに至る前のカバー。なぜ、これを選んだか、という理由の明晰さ。その曲を、いつどんなところでどんな風に聞いたかとか、実によく覚えてるんです。
DISC1に入っている代表曲は新たなリメイク、DISC2はオリジナルをリマスタリングしたベスト。この選曲もそういうストーリーに満ちておりました。なぜ、この曲なのか、という縁の物語が、最後の曲、大瀧さんの「Pap-Pi-Bi-Doo-BA物語」に集約されてました。
そしてDISC3が新曲。氣志團の綾小路翔、いきものがかりの水野良樹、大石昌良、アンジェラアキという人たちの書き下ろし曲。なぜその人なのか、という理由もドラマテイック。どこまでオンエアで紹介できるか分かりませんが、これだけ密度の濃いインタビューはここだけでしょう。
それにしても、彼の記憶力ですよ。自分で「趣味は鈴木雅之」というくらいですからね。彼の記憶脳を一度覗いてみたい。優れたアーテイストはそういう記憶力の持ち主が多いです。40周年スーパー・ロングインタビューというのを読んでみたい。
40周年がこういう形になったのは残念ではありますが、でも、その機会が先になった、と思えば。お楽しみはまだまだ先だと思いましょう。それまで元気でいましょう。というわけで、改めて鈴木雅之さん、アルバムの一曲目「Ultra Chu Chu Medley」。
「ハリケーン」「街角トワイライト」「憧れのスレンダーガール」「週末ダイナマイト」のメドレー、小西康陽さんがリミックス。実に楽しいです。笑えるところもあります。じゃ、おやすみなさい。