そうなんです、誰もいませんでした。僕一人。この辺には運転試験場も多摩霊園もありますから、土日は割と混んでるんです。家から仕事場には歩いて20分弱。バスの運転間隔が15分くらいですから、歩いてもバスでも同じくらい。最近は、運動不足解消もあって歩くようにしてました。
今日はオンラインインタビューがありましたからね。気持ちに余裕がない。早く準備したいということもあったし、時間もちょうど良かったんでバスにしたんですが、無人。誰も乗ってない。僕が途中で降りてしまったら、またしても乗客ゼロでありました。
一瞬ひるみましたけど、試験場が休場なんですね。公園とか川沿いの散歩コースはいつもに増して人が出てるというのに、誰もバスに乗らない。今日から連休なんですよね。僕は関係ないですけど(笑)。新幹線もそんな状態のようですね。9割減、と言ってました。乗車率0%もあったとか。
乗客のいないバス、より誰も乗ってない新幹線の方が不気味というか、空しいかもしれませんね。何のために走ってるか分からないと思う人もいるんじゃないでしょうか。でも、必要としる人もいるかもしれませんし、じゃあ、止めてしまえ、とも言えないんでしょうけど。
難しいですよねえ。そうやって走れば当然、赤字にもつながるわけですし。緊急事態宣言で営業出来ないのも大変でしょうし、そういう形で営業しているのも忸怩たるものがあるでしょう。この状態が終わると、そういうことのツケも回ってくることになるわけですもんね。
あらゆる分野で未経験なことが起きている。オンラインごときではしゃいでる場合じゃありません。分かってます。でも、何とか無事に終わりました。ただ、音声に多少、タイムラグがあるのが慣れてなかったです。
会話のリアクションのタイミングって結構重要なんです。相手の話が終わったその隙間とうまくマッチしないと、話がスムースにいかない。タイムラグがあると、相槌やリアクションが相手の話と被ってしまう。まあ、放送じゃないからな、という感じでした。
どうなるんでしょうね。こういうやり方が主流になるんでしょうか。スタジオに行かなくても出来る。どうなんだろうなあ。やっぱりスタジオの方がいいなと思うのは旧メデイアの人間なんでしょうねえ。あの空気が好きです。
乗客がひとりもいないバスも、スタッフがひとりもいない放送もどっか空しい。とか言ってる場合じゃないか。乗客を乗せずに走っているバスの運転手さんの気持ちやバスに乗らないようにしている利用者の我慢も、無駄にならないような結末が待っていることを祈りつつ、です。
曲ですね。東京のバス、と言えばこの歌でしょう。初代コロムビア・ローズさん「東京のバスガール」。バス・ガール。なつかしい響きです。初代コロムビア・ローズさん。目がちょっとロン・パリでした。ロン・パリ。男性に好きな人、結構いるんですよ。
ロン・パリ。片方の目がロンドン、片方の目がパリの方を向いている。愛嬌のある色気につながります。そうか、今は、ロンドンもパリも乗客のいないバスが走ってるんですよね。ガンバレ、世界。東京も負けない。じゃ、おやすみなさい。