うまく出来るかなあ、という感じなんです。明日、スタジオジブリの機関誌「熱風」の取材で人に会う事になってるんですけど、そういうことのできるお店がどこも開いてない。先方が来やすいところで東京ドームホテルにしましょう、と言ったのですが休業中でした。
こういうご時世ですからねえ。先方のお宅に伺うというわけにもいかない。カミさんは、普段からスカイプを使って日本語を教えたりしてるんで、僕より詳しい。一番簡単なもの、ということでZOOMというのを教えてもらいました。
目下テレワーク中という知りあいの編集者に出てもらってテストはしたんですが、うまくいくかなあという感じ。テレビ電話みたいなものではあるんですけど、どっか落ち着かない。画面の操作によっては自分の顔が出てくる。あれ、気色悪いです(笑)。
でも、やってるうちに前もこういうことやったことがあるな、と思い出したのが、プロデユーサー、佐久間正英さんの最後のインタビュー。なくなったのはいつだっけ。2014年の1月だ。その前の年の年末でした。ガンで自宅療養中の彼が、点滴の管をつけたままインタビューに応じて頂けました。
あの時はビクターの会議室でやりましたからね。自分のパソコンでやったわけじゃない。セッテイングもしてもらってました。自分の仕事場で一人でやるのは生まれて初めて。根が不器用だし、ITオンチのアナログジジイですからねえ。
でも、もうそんなこと言ってられないでしょうね。これからどんどんそうなってゆく。この非常時が無事に収まってたら、そういうやり方が一気に増えるでしょう。そういうことも含めて、時代大転換になりそうな気がしますね。
戦争の後とか、大恐慌、大不況の後に新しいライフスタイルや価値観が生まれるというのは歴史が物語ってるでしょうし。大激変が待っているんじゃないでしょうか。でも、これが収まるという前提になるわけですが。そこまで元気でいられるかどうか。
去年までは、そんなこと考えなかったですもんね。そんなに先は長くないから、みたいなことが半分冗談では言ってましたけど。もし、感染したら、そんなこと言ってられない。日本だけじゃありません。仕事が一段落したら海外旅行、とか言ってられない。そんな日は来るのだろうか。
また悲観的になった。今日も東京は161人。早く検査をしてほし。台湾は野球が始まるそうです。この違いは何だ。清華大学のライブラリーは、来年、大々的にやりたい、とのことです。それまでには落ち着いていてほしい。僕にとってはオリンピックより重要です。
ということで、曲ですね。椎名林檎さんの「TOKYO」。”ずっとひとりなら長いわ 高が知れた未来”。ずっと二人でいられる保証もない、という現実を突きつけられるコロナです。じゃ、おやすみなさい。