仕事場が一番安全かなあ、という気がしますね。人の出入りはありません。テレビも冷蔵庫もないし、ガスもあるけど使えません。ぼーっとネットを見ていることもありますけど、基本は仕事をするしかない。
ただ、コンビニで食べ物を買ってきて温めることも出来ないんで、どっかに食べに行くことになるんですが、それもそんなに長時間じゃありません。近くにサイゼリアがあるんで、そこに行くことが多いですけど、テーブルは半分しか使ってません。
つまり、三密になりようがありません。これで出かけなければ、何の問題もないわけですけど、やっぱりそうはいかない。明日も「MUSIC TIME LINE」の収録があります。でも、半蔵門のTOKYO FMのスタジオじゃないです。
先日の収録もかなりビビりました。二週分を一週にして、明日、他のスタジオで録ることにしました。何だかロシアンルーレットみたいな感じですよね。いつ誰が感染するか分からない。そして、感染させてしまうか分からない。
やっぱり検査をすべきだなあ、とまた思うようになりました。やみくもに検査すると医療がパンクするという意見にもっともと思ったりしたんですが、変わりました。もう、早く検査して色んな疑問を払拭した方がいいんじゃないか、と。
いつ自分が感染するかどうかわからない。感染しているのかもしれない。そう思うと動きが慎重になりますよ。オフクロの施設にしても、自分が感染しているかもしれないと思うと足が重くなります。
もちろん、熱も咳もありませんから、そういう心配はないと思うのですが。でも何とも言えませんもんね。色んな予想とか診断はほとんど外れてるわけですし。中高年者の病気である、とも言えなくなってますし。
こういう話の中で例に出されるのはきっと不本意でしょうけど、ケツメイシのRYOJIさんは40代半ばですから。もうどんな年齢でもかかると思った方がいいんでしょうからね。
ケツメイシは、八王子にある東京薬科大学の学生が二人。地元は八王子ですね。そういう意味では東京のグループと言って良いのかもしれませんが、八王子は結構。微妙なところがありますね。
八王子はユーミンとファンキー・モンキー・ベイビーズが知られてます。都心に行くのにそれなりに時間がかかる。東京の中では23区の文化とは違う独自性を持っている街。養蚕の街だったんですからね。
ユーミンの実家が由緒があるのは、そういう街の歴史も背景にあるわけですが。でも、ヴォーカルのRYOJIさんは神戸出身。八王子っ子じゃないですね。彼らの「東京」も、地方から上京してきた人にとっての「東京」ですね。
状況する前日、二人で過ごした。でも、実際に出て来たのは男性だけだった。一人で暮らしていて、こんなはずじゃなかった、「夢があふれてる」なんて話が違う、と思っている人の歌。共感する人は多いでしょう。
今年、上京して新生活を始めた人たちは、多かれ少なかれ、そういう心境でしょうね。夢どころか、人も溢れてない。人影すらない。だからと言って、地方に帰りたいと思っても「戻って来るな」と言われる。
地方出身者にとって、「戻って来るな」と言われるほど切ないことなないかもしれませんしね。そういう中で一人暮らしをして大人になってゆく。めったに出かけると感染するかもしれない。途方にくれるでしょうね。
今までに上京した人が誰も経験したことのない日々を送っている。そういう人に向けた「東京」ですね。さて、今日の曲。これも地方出身者にとっての「東京」。甲斐バンド「東京の一夜」を。じゃ、おやすみなさい。
めったに出かけると感染するかもしれない。