仕事場で隔離生活。某機内放送の番組での「大瀧詠一特集」の選曲をしてました。先日、50周年のアルバム「Happy Ending」が出ました。以前、オールタイムベストアルバム「BEST ALWAYS」が出てますからね。90年代以降の曲のバージョン違いがメインのアルバムです。
バージョン違い、という言葉が今、珍しくないでしょうけど、元祖が大瀧さんですね。同じ曲の長さやアレンジ、ミックスを変えてみる。特にCMや番組の主題歌やテーマでで使った曲をレコード用に作り直したり。メロデイーが同じなのに印象が違うという面白さを教えてくれたのが彼でしょう。
そういう未発表バージョンがたくさんある。今は、コンピューターがあるんで簡単に出来るんでしょうけど、彼は、自分で全部手作業でやっていたわけで、その執着心の強さは尋常じゃありません。史上最大のこだわりの巨人ですね。
ただ、番組としては「大瀧詠一入門」みたいな作りになるでしょうから。そこまでマニアックには出来ませんけど、選曲していて楽しいことには変わりがなかったです。外出したのは、昼飯を食べに近所のファミレス。半分のテーブルしか使ってませんでした。
都心はどうだったんでしょうね。昨日の渋谷みたいだとしたら、きっと効果があるんだろうと思うのですが。でも、何と言っても4月ですからねえ。進学とか就職で上京してきた人も多いでしょう。そういう人たちがいきなり自宅待機を命じられたらやりきれないでしょうね。
新天地だったはずの東京がいきなり試練の場になってしまった。知り合いも友達も出来る前に孤独な時間を過ごさざるをえなくなってしまった。まだ山手線の一周もしたことがない、という方も多いんじゃないでしょうか。
加川良さんの「東京」は、そういう歌なんです。上京してきた時の心境が歌われてます。”緑の山手線”という言葉も出てきます。朝の山手線。国会議事堂や皇居、そして、東京タワー。”パトカーと関東弁”ばかりの光景につい溜め息をついてしまう。
”ああ東京 これが東京”という詠嘆は、今も昔も変わらないかもしれません。今の僕らの気分でもそういう感じでしょう。歌詞の中に出てくる”ウナセラデイ東京”という言葉はザ・ピーナッツの64年の大ヒット曲のタイトルですね。
加川良さん。71年の中津川フォークジャンボリーに飛びいりで「教訓Ⅰ」を歌って注目されたシンガー・ソングライター。2017年に69才でなくなってしまいました。「東京」は、73年のアルバム「やあ」に入ってます。
加川さん69才。大瀧さんは65才でなくなってしまいました。みんな早すぎました。加川さんが、今の東京を見たら、何と歌ったでしょうか。今日の感染者数は、166人。院内感染が92人だそうです。お医者さんが命懸けで治療にあたってくれてます。医療関係者が救世主です。
というわけで、今日の「東京の歌」。何にしよう。GOING UNDERGROUNDにありましたね。彼らの「東京」を。埼玉出身。やはり緊急事態宣言中です。じゃ、おやすみなさい。