東京の感染者が止まりません。今日の感染者、197名。またしても最多。もちろん東京だけじゃありませんけど、増える人数が一番多い。人口も一番多いし、過密ぶりも他の街の比じゃないです。今後の動向が心配されるもの当然でしょう。
東京がどうなるか、今、世界が注目しています。渋谷、閑散どころじゃなかったです。外人観光客、見当たりませんでした。収録を終えて4時頃かな。ちょうど電車が出た後だったせいもあるでしょうけど、井の頭線のホームに人影が3、4人しかありませんでした。
いささか呆然としました。ニュースで連日流れていた海外の封鎖都市の映像を見ているみたい。何て言うんでしょうね。哀しい、というのも違うかな。空しい、も違うな。どこだ、ここは、何があったんだ、という感じかな。一瞬、ここは渋谷かと思いました。
まあ、それだけ自粛がいきわたっているということなわけで、ここからいい結果が出るのを期待することになるのでしょうが。でも、色々試されてることには間違いないでしょうね。何せ、世界の過密都市。ニューヨークがああなっているだけに不安も大きいです。
やっと話がつながりました(笑)。JUJUですね。昨日はふっと思い浮かんだんで書いてしまったわけですが、JUJUの「東京」は、やっぱり若い(笑)。運命の出会いの待っている街。誰もがみな秘密を持って本当のことを隠して生きている。
その中で、心か愛し合える相手を求めている。つまずいたり傷ついたりして出会いと別れを繰り返している。ドラマテイックです。いいなあ、若いなあ(笑)。でも、もう、そういう年齢じゃなくなった、というだけで、東京がそういう街だったこともあることはあったかな。
でも、JUJUが「東京」を歌った時、彼女がそういう時を迎えたか、と思いました。彼女のデビューは2004年。本名も経歴も不詳。ニューヨーク在住。クラブシーンで歌っている、みたいな情報だけでしたからね。
歌の上手い人だなあ、という印象と、あまりにニューヨークっぽくて日本でどうなんだろうと思ったりもしました。結果的に案の定、思うような結果が出ずに、この曲が売れなかったら、日本に帰るのをやめる、という背水の陣が3枚目の「奇跡をのぞむなら..」だったわけです。
あの曲がヒットしてからもニューヨークで歌ったり、ジャズの英語のアルバムを出したりしてましたし、音楽的バイリンガル、というか、両方の街に軸足があるように見えてたんです。それが「東京」をテーマにしてじっくりと歌いあげた。
彼女は、「東京の女性」になったんだな、と思いました。東京とニューヨークは、エンターテインメント、ショービジネスの街という共通点はありつつ、やっぱり違う点も多いわけです。それを知っているのがJUJUでもあるんじゃないでしょうか。
でも、この歌の主人公のようなカップル、女性は、外出禁止でどんな生活を送ってるんでしょうね。オフィス・ラブ、って古いな(笑)。そういう恋愛中の人たちは、どっかで時間や場所をみつけてるんでしょうか。余計なお世話か(笑)。
ニューヨークのライブハウスとかどうしてるんでしょうね。休業補償は出てるんでしょうか。ともあれ東京があんな風に医療崩壊しないことを祈るばかりです。違い、ありましたよ。クオモ・ニューヨーク州知事。あの人は説得力がありますね。
「責任は私がとる、誰かを非難したければ私を非難してほしい」。日本でこんなことを言う政治家がいるでしょうか。責任を取らない、押し付けることばかり考えているようにしか見えません。この話はここまで。
というわけで、今日も一日無事に終わりました。曲ですね。「東京」の歌、いっぱりあるからなあ。加川良さんの「東京」を、じゃ、おやすみなさい。