というバンドがいます。奈良出身。2010年に結成された4人組。2014年にメジャーデビューしました。レコード会社はAーSketch。flumpoolやONE OK ROCKの後輩ということになりますね。明日、初めてのインタビューです。
FM NACK5「J-POP TALKIN’」の収録。4月29日に5枚目のアルバム「SUCK MY WORLD」が出ます。SUCKというのは、吸うとかしゃぶる。俺の世界をしゃぶってくれ、という感じでしょうか。それも明日、本人たちに聞いてみますけど。
と言っても僕が知ったのも、そんなに前からじゃないんです。情報は教えてもらえますし、番組で紹介したこともありましたけど、ライブを初めて見たのは2018年の6月。新木場のSTUDIO COASTといライブハウスでした。前作のアルバム「Kisses and Kills」の発売日でした。
その日は、ぼくのりりっくのぼうよみ、というシンガーソングライターとの対バンだったんですね。彼は、去年か、引退してしまいましたけど、ネットで評判になった天才少年とのコラボというのが意外な組み合わせだったということもありました。
達者なバンドだなあ、でも、関西出身ならではのサービス精神もある。客扱いも長けている。でも、どこか一筋縄ではいかない曲者、という印象だったんです。その時はそれで終わってたんですが、新作アルバムを聴いて、その「本性」が見えた気がしました。
昨日、レコード会社に送ってもらった去年の横浜アリーナのライブ映像を見ていたんですが、それがそう思わせてくれましたね。どんなバンドなのか、どういうことをやろうとしているのか、何を伝えようとしているのか。
確かに、一筋縄ではいかない多面性と根底にある熱情みたいなものがほとばしっているライブでありました。BOO/WYに代表されるビート系も、X-JAPANやBUCK-TICKに至るビジュアル系や、その流れを汲んだラルクやGLAY、その先のミクスチャー系、歌謡曲のようでもある、
まさに日本のロック。イメージ的にもビジュアル系的な暗黒幻想みたいなものから仏教的な浄土感みたいなカタルシスもある。それでいて女の子が飛びつきやすい親近感を備えている。確かに一癖も二癖もありました。
前作はアルバムチャート一位でしたからね。ここから始まるという感じでしょうね。そんな意気込みが伝わるアルバムでありました。お会いするのは初めてですからね。自分の中である程度の輪郭がつかめないとインタビュー出来ません。やっと、出来そうな気がしてきました。
初対面。対面ね。何気なく書いてしまいましたけど、今、気をつけないといけない行動でもありますね。スタジオに入る前と出てからの消毒を忘れずに。明日、もう一本対面取材があるんです。スタジオジブリの機関誌「熱風」の連載「作詞家・松本隆の50年」の取材。南佳孝さんです。
彼は、神奈川県に住んでいるんですね。東京への移動を慎重にと言われている中で、出て来て頂けることになりました。貴重な時間、貴重な取材。でも、これが僕らの仕事なんです。粛々とやります。というわけで、THE ORAL CIGARETTESの新曲「Dream In Drive」。じゃ、おやすみなさい。