こんな紹介ってあるかな(笑)。昨日、書きましたけど、今年がデビュー20周年を迎えるLOVE PSYCHEDELICOのKUMIさんとNAOKIさん。インタビュー、楽しかったです。新作アルバムがあるときは、そのアルバムに沿った話をしますけど、20周年のシングルコレクションが中心ですからね。
初めて彼らをインタビューしたのは、二枚目のアルバムの時だと思います。一枚目の時は、あんまり取材とか受けてなかった記憶がありますね。最初のアルバムが彼らにとっても予想外で、二枚目の時にそういうメデイアに対応したんように思います。
2000年の終わりごろだったはずですね。そこからオリジナルアルバムのリリースの時は毎回インタビューしたんじゃないでしょうか。その都度、新しい発見があったりしてますね。そういう、あの時、こんなこと言ってましたね、という話に自然になって行けたのが良かったです。
で、4枚組のシングルコレクションを聴きながら、あの事、こんなこと言ってたなと思い出したことにKUMIさんのヒマヤラ行きやテレビを持ってないという話もありました。二枚目のアルバムの時ですね。一枚目が、あまりに爆発的に売れてしまう中で、しばらくヒマラヤを旅したい、と言ってたんです。
ヒマラヤ、ネパール。70年代のヒッピーたちの聖地。流行に流されないで自分を見つめてみたい、というような話をしながら、家にテレビがない、と言ってたのを思い出しました。改めて、二枚目や三枚目のアルバムのことが話題に出たんで、テレビのことを聞いてみたんです。
「あの時、テレビ持ってないと言ってましたよね」。「あ、今も持ってません」ということでした。それだけのことですが(笑)。「運転免許」は、NAOKIさんが、何気なくそう言ったんですね。そんな二つのことが二人にとって音楽がどういうものかを物語ってるなあと思ったわけです。
物欲がない。音楽が、成功していい車に乗ろうとかいい家に住もうというようなことと結びつかない。アマチャアの音楽好きがより純化しているという20年。こういうバンド、ユニットは珍しいんじゃないでしょうか。気もちいいインタビューでした。
オンアエは、4月25日と5月2日かな。この話は編集で使われるかどうか、デイレクターの判断次第ですが。もし、オンエアでカットされていたらNACK5のPodCastingでぜひ。良い話ですよ。というわけで、渋谷、行ってきましたって、どっかお上りさんみたい(笑)。
人影、少なかったです。スクランブル交差点の反対側から、ハチ公前の東横線の緑色の電車が丸見え。遮る人影がない。寂寥感ありました。傍に桜も咲いてましたからね、絵葉書のようでもありました。スタバが閉まってたんで、普段いかない喫茶店二軒。落ち着かなかったです。
お昼過ぎに家を出た時はかなりの雪でした。アスファルトも見えないくらいに積もってたんで、帰りの電車が止まるかなとも思ってたんですが、夕方には上がってましたね。その頃が一番冷え込んだかもしれません。渋谷が寒々しく見えたのは雪が残っていたせいもあるんでしょう。
でも、神経質になりますよ。喫茶店でも食堂でも、どこに行っても消毒と手洗い。何回やったんだろう。消毒4回、手洗いとうがいが5回、という感じかな。東京で68人感染。またしても最多。イタリアでなくなった人は一日千人を超えました。
イタリアのどこかの市長さんの言葉がすごかったです。「生き残っていれば立て直せるんだ」。そこかで切迫している。生き残りましょうね。ということで曲ですね。デリコの全シングルのA面曲でゆいつの日本語の曲、「裸の王様」を。じゃ、おやすみなさい。