NACK5「J-POP TALKIN’」のインタビュー。先日、25日にデビュー20周年のシングルコレクション「Complete Singles2000~2019」が出ました。4枚組です。DISC1と2がシングルのA面曲、DISC3,4がカップリング曲という計46曲。今日、一日かかって聞いてました。
インタビューは2017年のアルバム「LOVE YOUR LOVE」以来だから約3年ぶり。もちろん、KUMIさんとNAOKIさんですね。青山学院の音楽サークルの先輩後輩。元々、プロとしてデビューするつもりはなかった、という始まりでした。
最初に作った曲がデビュー曲の「Lady Madonna~憂鬱なるスパイダー」。試しに作ったカセットが評判になってデビューすることになったというシンデレラストーリー。デビューした時にはオリジナル曲が3曲しかなかったそうです。
その頃の話は、今、ホームページの20周年スペシャルサイトでドキュメンタリーがアップされてます。その頃のデイレクターやプロデユーサーの話がなかなか貴重です。この一枚だけで終わりだろうと思って作ったデビューアルバムがいきなり190万枚。その結果がどうだったかを二人が話してます。
色んなデビューがありますけど、いきなりそれだけ売れてしまった人たちは多くないでしょう。しかも、2000年。21世紀の始まり、新しい世代のロックという注目のされかたでしたからね。実力が追い付いて行かなかった、という話もしてました。
初めて耳にした時、新鮮でしたもんね。ラジオで流れてきて、「え、これ誰」という感じ。僕らが親しんでいた70年代のロックでありながら音は打ち込み。今は珍しくないですけど、あの時は、そうじゃなかったですからね。
しかも、あの英語交じりの日本語のグルーブ。英語でいいじゃん、という感じ。はっぴいえんどが「日本語のロック」が過去のことという感じでした。若いバンドが英語で普通に歌うようになったのもそれ以降じゃないでしょうか。
もう一つは、彼らの中にある「LOVE&PEACE」。デビューアルバムの中に「ノスタルジック’69」という曲があったんです。69年のことを歌ってる。二人は70年代前半生れ。こんな風に繋がってるんだ、と思わせてくれました。
そこから始まって、アメリカに渡ったり、自分たちのスタジオを作ったり、2017年のアルバムはミキシングも自分たちで手掛けたりという20年。少しずつ自分たちのやり方を見つけてきた。明日は、そんな話が聞けたらなと思っております。
スタジオは渋谷。自粛要請が出ている日曜日の収録。どこか厳粛な気分。マスクとしつこくらいの手洗いうがい。スタバも閉まってますし、終わったらさっさと帰ってきます。東京の今日の感染者、63人。史上最多でした。
というわけで、デリコの曲。やっぱり衝撃のデビュー曲、「Lady Madonna~憂鬱なるスパイダー」を。明日、何と大雪予報が出てるんですって。びっくり。じゃ、おやすみなさい。