今日ですね。NACK5「J-POP TALKIN’」のインタビュー。3月20日に発売になる10枚目のオリジナルアルバム「Breath of Bless」について聞いてました。でも、ASKAさんは昨日、東京文化会館でライブを終えたばかり。まだツアー中なんですよね。疲れも見せずのアルバム談義でした。
新作アルバムは2年5カ月ぶり。一昨年に半年間かけて配信で連続して発売してきた6曲を含む15曲。力作です。今までに試みたことのないタイプの曲や彼らしい曲。今の想いを出し切ったと思える清々しさも感じるアルバムです。
アルバムらしいアルバムですね。全体の起承転結。この曲の後だからこの曲という流れの必然性。一つのテーマが様々な形で歌われている。彼は、曲順は曲の印象で決めて行ったという話をしてましたけど、そこに留まっている感じではないです。
去年、10年ぶりにシングルで発売になった「歌になりたい」が大きかったんだろうなとも思いますね。至福の瞬間が形になっている。今の自分に音楽というのがどんな意味を持っているか。そういう根源的なテーマにまで至ってる感じです。
目下行われているツアーの手応えもあるんでしょうね。今の充実ぶりが伺えるアルバム。突き抜けたなあという気がしました。ここから先の活動、加速するだろうなと思わせられるインタビューでした。オンエアは、もう少し先、3月後半です。
と書きつつ、反省度の高いインタビューだったことも確かなんです。もっとうまく進められなかったかなあとか、話の流れはあれで良かったかなあとか。自分が許せない、とまでは言いませんけど。忸怩たるものはあります。彼の音楽家としてのスケールは、僕らが思っている以上に大きいです。
そんな話をしてもしょうがないか(笑)。自分のふがいなさは、さておいて、ASKAさんは終始、真摯でした、ということは何度でも付け加えます。オンエアでお確かめください。色んな人が語るべきアルバムです。
昨日、野村克也監督がなくなりました。「日刊スポーツ」、力が入ってました。読み応えありました。普遍的な説得力のある野球論。テレビ番組で名前を見ると、つい見てしまうという人でした。
でも、彼の選手時代のことで、あまり語られてなかったことがあるんです。僕は小学生でしたけど、東映フライヤーズというパリーグのチームのファンでしたから、駒沢球場によく見に行ってたんです。
今、駒沢公園になっている球場。東映フライヤーズの本拠地でした。そこで東映・南海という対戦を見たりしてました。その当時、野村さんに対して飛ばされていた野次がありました。「あほ~あほ~、頭の悪い野村~」というんですよ。
その頃、テレビで藤山寛美さんという、あほ役で大人気の関西の役者さんがいて、野村さんによく似てたんです。野村さんがボックスに入ると、その野次の総攻撃。敵地で嫌だったでしょうねえ。あんなに頭の切れる選手だったのにね。
そう言えば、そんな時代もあったんですよ、と、子供の頃を思い出したりしてました。でも、ほんとに色んな人がなくなっていきます。時代の変わり目。肺炎もいやあーな感じですし。気が滅入ることばっかり。
マスク、みなさんどうされてるんでしょう。一日に三軒くらいコンビニを覗くんですが、ありませんねえ。僕は夜もしてるんで、普通の人より使うことになるんでしょう。後10日間くらいの予備しかありません。どうなりますか。
ということで、って全然話が逸れてしまいました。タイトルにひかれて読んでみた、という方、尻切れトンボでごめんなさい。というわけで、ASKAさん、配信で発売された最初の曲「虹の花」を。
「老人がこの地上で語る 若い頃の日々に頷こう」という歌詞がありました。 僕らも、そういう側になっているのかもしれません。老人の側ね(笑)。明日は、みゆきさんのNHKホールです。じゃ、おやすみなさい。