福岡は寒い。

　寒いんです。ダウンコートを着てても冷える。風が沁みます。寒いのは、冬だから当たり前です。昨日、今日の東京が異常ですね。今日、横浜で告別式があった時はコートが邪魔、こんなかさばるものを持って飛行機に乗りたくない、というくらいでした。

　霊柩車が葬儀所を出発したのは午後2時前。ほんとに春の日差しがぽかぽかで今野さんの生前を思わせるお天気でした。人がなくなったわけで、こういう言い方は適切かどうか分かりませんが、穏やかな天気でホッとしたという感じでした。

　北海道出身でしたからね。こういうお天気の下に暮らしたかった、と言ってるようでした。ハワイとか沖縄が好きな人でしたし、大学の春休みにはスペインとかカンボジアに行こうかな、と言ってましたし。似合いのお天気だったと思います。

　で、飛行機の中も暑くて、ダウンコートどうしようかな、というくらいだったんですが、さっき、食事に出たら、それでも寒い。今が真冬なんだと改めて思わされました。東京の方が九州より暑い。西も東もあったもんじゃないです。

　新型肺炎、なくなった方が170人を超えました。飛行機の中では機内乗務員の方全員がマスクをしてました。僕もしてました。まあ、普段、夜寝るときもしてますから、いつも通りではあります。去年のインフルエンザ以来の習慣です。

　今、泊まっているのは明日の会場に歩いてゆける地区。スタッフと同じホテル。部屋に簡易キッチンや流しがついている。長期滞在者用アパート形式。ツアーでこういうホテルは初めてですね。明日、朝、ゆっくり出来そうです。

　福岡、やっぱり遠いです。若い頃はそんな風に思ったこともなかった。移動が大変。これがベテランのアーテイストにとって最初のハードルになってくるのがよく分かります。旅は出来る時にしておきましょう。特に若い時です。もう手遅れでありますが（笑）。

　地方に行ってコンサートを見る。これも出来る時にやっておかないと。そういう年齢のアーテイストのファンの方、迷ったら行きましょう。行きたくてもいけなくなる時が来ますから。そんなことを肝に銘じながら、明日、会場に行こうと思います。

　というわけで、曲ですね。「札幌に椰子の木　沖縄に白い雪」と歌った曲。斉藤和義さんの「ウサギとカメ」。世界はどこのゴールを目指しているんでしょうか。じゃ、おやすみなさい。