昨日と今日ですね。年末恒例ウタモノ締め。紅白を見てました。全部じゃなかったかな。後半は面白かったですけど、前半はねえ。去年もそうでしたけど、あまりにNHKの番宣色が強い。そして音楽色がうすい。音楽番組とは呼べないよ、という印象でした。
前半、チラチラ見ていたのが、何と12チャンネル。「年忘れニッポンの歌」。ついにここに来てしまいました(笑)。ま、言い訳がましい言い方をすれば、70年代の人たちが続いて出たコーナーがあったんですよ。
和田アキ子さんとか小柳ルミ子んさん、由紀さおりさんとかね、欧陽非非(字が違いますが)さんとか、都はるみさんとか出てましたからね。30年前の紅白を見てるみたいでついつい見てしまいました。
そういう意味では、紅白と年忘れが対極になった感じでしたね。現役感にこだわっているように見えた紅白と「あの頃」に徹した「年忘れニッポンの歌」。さすがにあれだけの長い時間、古い演歌や歌謡曲を聞いている気はしませんけど。
紅白も後半は良かったと思いますよ。米津さんとかいきものがかりとか、ユーミン、聖子さんにMISIA、ちゃんと聞かせるところを作ってありました。レコ大は当事者のはしくれでもあるわけで、あんまり野次馬みたいなことは言えません。でも、良いレコ大だったんじゃないかとは思いました。
司会の安住さんが受賞者のフィナーレは経験したこともないんで、どうしようと思ったと言ってましたけど、大方の予想を覆してのフーリン「パプリカ」の受賞。かなりのやりとりがありました。いい議論でしたよ。
あんまり世間的にはそう思われてないんでしょうけど、ちゃんと議論するんですよ。CDとか配信、カラオケのデータとかと一緒に今年の代表曲200曲くらいをまとめたCDを事務局が作ってくれて、それを全部聴くところから始まるんですから。
ただ、基本は多数決ですし、最終的には番組に来てくれるかどうか、という打診も加わったりするわけで、議論通りに行かないことも出てくる。今年一番感動したRADWIMPSの「愛にできることはまだあるかい」はそういう中で消えてしまいました。
審査員の人たちは媒体を背負ってますからね、放送局の人なんかだとリスナーの傾向、みたいなものも重要になってくる。そういうことも加味しての判断があの結果につながったわけです。みなさん真剣でした。
昨日、なかなか寝付けずに考えていて、60年代に「こんにちは赤ちゃん」がレコ大を獲った時のことを思い出してました。梓みちよさんですね。作詞・永六輔さん、作曲・中村八大さんですね。
あの歌は歌謡曲じゃなくて童謡、ホームソングだ、という批判がかなり強かった。でも、レコ大は、もっと幅広くいい歌を対象にした賞として認知されるようになった。今回はそれに近いものがあるんじゃないでしょうか。
でも、紅白もそうでしたけど、米津さんですね。去年と今年、彼の影響力と創作的な才能を見せつけられた感じですね。平成の終わりと令和の始まり。彼が時代の変わり目を象徴してます。嵐の「カイト」もいい曲でした。
SMAPと嵐の違いは、ああいうタイプの曲があるかどうかだと思ってましたからね。「夜空のムコウ」とか「世界にひとつだけの花」みたいな曲。嵐がやっとそういう曲に巡り合ったことになる気がします。
ということを書いているうちに新しい年になりました。カウントダウンの挨拶だけしようかなと思ったら、だらだら書ことになりました。だらだら書くのは好きなんでしょうね、って今ごろ何を言ってるんだ(笑)。
2020年。どんな年になるんでしょうね。僕はみゆきさんの最後のツアーの同行取材と5月のライブラリーオープンで頭が一杯です。レギュラーの番組もあります。前半で燃え尽きてしまうかもしれません(笑)。
今、カウントダウンTVを見てたらフーリンが出てきた。おいおいこんな時間だぞ、という感じ。録画ですからね。昨日は生放送。さよなら2019年、というより2020年、明けましておめでとうございますになってしまいました。
何はともあれ、今年もよろしくお願いします。妙なお天気になりませんよう、そして、不慮の事故などに逢いませんよう。健康とご多幸をお祈りいたします。曲ですね。嵐の「カイト」かな。じゃ、おやすみなさい。