昨日と今日ですね。クリスマス・イブと当日。まさにクリスマスライブ。11月に出た新作アルバム「Beautiful People」を携えてのツアー。新作の曲を中心にクリスマスらしいコンサートでした。
ツアーは来年3月までありますからね。内容には触れません。でも、昨日、今日はクリスマス仕様でしょうから、ネタバレになる心配はなさそうです。だからと言って詳しく書こうとかは思いませんけど。
いつもフォーラムのライブについて書いてる時は「国際フォーラム」だけが多いようにも思ったんですが、気のせいかもしれません。短い方が楽ですから。でも、今日は敢えて「東京」としたのは理由があります。
東京のクリスマスコンサートという感じだったんですね。洋楽的なんだけど東京。ニューヨークの歌とか、メンフィスのソウルミュージックもあるんだけど、やっぱり東京。そして、久保田さんの音楽のルーツでもあるアフリカですね。
そういういくつかの”点”が一つになっているのが東京という感じでした。ニューヨークのようでありアフリカのリズムもあり、でも、日本語だしミュージシャンも日本人中心だし。グルーブはワールドワイドなんだけど質感は東京、という感じでした。
久保田さん、声出てましたねえ。若い頃よりも歌が艶やかで大きくなってる気がしたんです。朗々としてました。デビュー33年か。まさに円熟と言って良さそうです。ダンサブルでしたしね。ファンキーね。
FM COCOLOの「J-POP LEGEND FORUM」の「80年代ノート」で久保田さんの話をしたんです。彼がJ-POPに定着させたもの。Funkyという言葉がそれですね。70年代はマイナーな音楽だったファンクをメジャーにしました。
黒人のビート、グルーブは日本人には出せない、というのが定説になってましたからね。久保田さんはそんな先入観を壊して行った人です。代表作「SUCH A FUNKY THANG!」が88年。31年前です。
大阪のFM COCOLOが開局したのが89年。キャッチフレーズが「Funky Station」でした。当時、編成部長だったのかな、今の社長の栗花落さんに「Funkyってどういうニュアンスなんでしょう」と訊いたことがあるんです。
番組の中でも話しましたけど、彼は「ごっつうええやん」ということですよ。と答えてくれたんですね。いい答えだなあ、と思った記憶があります。ニュアンスが翻訳されてるという感じがしました。
そういう意味では大人の「ごっつうええやん」というクリスマスコンサートが今日でした。でも東京か、どうなんだ、話の辻褄があってない(笑)。ま、こういう日もあります(笑)。大阪で見たら、ニューヨーク・大阪・アフリカ、と思ったかもしれません。
MCで東京、を連発してましたからね。アメリカ・日本・アフリカ、にすればいいのか、って強引ですが(笑)。大人のクリスマスコンサートだったことは間違いないです。というわけで、曲ですね。アルバム「Beautiful People」から「So Beautiful」を。じゃ、おやすみなさい。