早いでしょう、まだ12月半ばというのに、もう来年の話です。FM COCOLO「J-POP LEGEND FORUM」の2020年最初の特集。何と、去年の1月と同じです。瀬尾一三さん。こういうのを恒例というんでしょうか、高齢ですけど(笑)。
1月8日にみゆきさんの新作「CONTRALTO」が出ます。同時に瀬尾さんのコンピレーションアルバム「時代を創った名曲たち・瀬尾一三作品集3~Super Digest」も出ます。1月の4週で二枚のアルバムを紹介しようという一か月です。
去年は「瀬尾一三作品集2」とみゆきさんの「ライブベスト。歌旅・縁会・一会」の二枚でした。今年はオリジナルです。両方ともプロデユースが瀬尾さんですし、みゆきさんのアルバムを語れるのは彼しかいません。
で、明日が収録なんです。早いでしょう。リハーサルですよ。1月12日からみゆきさんの最後のツアー「結果オーライ」ですからね。すでにリハーサルが始まってる。本人はもちろんそんな余裕はない。そういう中で瀬尾さんが1日だけ割いてくれました。
これも高齢、じゃなくて恒例になった感もありますけど、一気に4週分を収録するんです。4時間です。話が長くなったりもするんで1時間強ですから6時間近く。高齢にはかなりきつい恒例なんです、ってしつこいな(笑)。
みゆきさんのアルバム「CONTRALTO」は43枚目。前作「相聞」もそうでしたけど、テレビのドラマ「やすらぎの刻~道」とかなり関係してますね。「相聞」の中に入っていた「慕情」は、前回のドラマ「やすらぎの郷」の主題歌でした。
今年の「やすらぎの刻~道」の主題歌にもなってますね。アルバムには、ドラマ関係の曲が4曲。1枚のアルバムでこれだけ一つのドラマと関係しているアルバムも彼女にとって初めてでしょうね。
だからと言ってドラマを見てないと曲が理解できない、ということじゃないです。僕もほとんど見てません。粗筋しか知らない。ドラマの主題歌ではあるけど、それに捕らわれない。今回の「進化樹」は、まさにそんな歌でしょう。
みゆきさんは来年の1月から始まるツアーが”最後の旅”と表明してます。そういう意味では今のような活動が出来るのもそんなに長くない、ということを自覚したとことでしょう。「進化樹」は、そういう中での心境のようです。
「僕たちは本当に進化したのだろうか」。ここまで来て改めて思うこと。諦観も達観も交えたような人間の”幼さ”に対しての想い。ずっしりとしたアルバムです。2週間にわけて瀬尾さんに全曲を語ってもらおうというのが前半2週です。
後半は瀬尾さんコンピ。全17曲。どれも時代を彩ってます。昨日、今日はその準備や他の原稿のあれこれ、頑張りました。明日はもっと頑張ります(笑)。瀬尾さん、同世代ですからね。疲れたとか言ってられません。
というわけで、明日は瀬尾さんデー。今、何気なくテレビをつけたらNHK「逆転人生」の再放送をしてました。ROUGEの奥野敦士さんを扱った番組。僕も出てます。自分の顔が映ったんで慌てて消しました(笑)。恥ずかしいっす。
で、曲ですね。みゆきさん「進化樹」を。最後のツアーに同行取材することになるかもしれません。じゃ、お休みなさい。