昨日でした。終わってから新横浜で食事をして帰ったらぐったり。やっぱりあそこは遠いです。夜遅くなると電車の本数も少なくなるし、各駅停車ばかり。一層時間がかかります。師走だから妙に混んでる。疲れますね。
スピッツ、11月30日に静岡を皮切りに始まったツアー「MIKKE」。五本目かな。まだ序盤中の序盤。1月末までアリーナツアー、3月からホールツアー。何と7月まで続くんです。すごいねえ。これぞライブバンド。覚悟のほどが伺えます。
アリーナから始まってるというのも珍しいですね。普通は小さいところから始まって徐々に大会場になってゆく。最後は一番大きいところ、という流れですね。でも、そうならない。天邪鬼の彼ららしいスケジュールです。
これまでも武道館は見てますけど横浜アリーナで見るのは初めてですね。面白かったです。いつも見ている横浜アリーナとも感じが違いました。同じように、いつものスピッツとも違ってましたね。でも、スピッツなんです。
改めて、不思議なバンドだなあと。不思議、というは懐疑的なニュアンスに受け取られるかもしれませんけど、そういう意味じゃないですよ。どんな会場になっても変わらない。それでいてその会場から浮いてない。
スピッツの”空気”というのがあるんですよ。ふわっとしていてほっこりしていて、でも浮ついてない。ロックバンドなんだけどありがちなロックバンドじゃない。細やかで温度感があって、初々しい。でも、揺るぎない芯の強さが備わっている。
始まったばかりですからもちろん内容や演出には触れません。かと言って、そんな演出めいたものがないのはいつもと同じですけど(笑)。これまでと違う感じがしたのは、10月に出たアルバム「見っけ」がそうだったからでしょうね。
”ロック大陸の物語”進行中アルバム。2017年の結成30周年を超えて舞台が”場外”にまで来た、という認識。ロックバンドとしての姿を”見っけ”たアルバムのようにも思えました。それが全編に流れてる感じでした。
タテ乘りもヨコ乘りも大地を踏みしめるようなビートもある。昨日だけなのかもしれないですが、客席もスタンデイングでした。それでいて若いバンドみたいでもない。これも妙な言い方ですけど、微笑ましいオールスタンデイングでした。
後半のホールツアーはどうなるんだろうな、と思いました。でも、結成32周年、メンバーも50代。普通はおとなしくなってゆくのに全然そうじゃない。ロックバンド・スピッツここにあり、でした。
それにしても7月までですからね。ともかく体調には気を付けて、としか言いようがないですね。連日、こんなに気温差が激しいと身体がやられます。僕も、台湾の疲れが一気に来た感じです。
今年もあと少し、来週の木曜までが山場なんです。頑張らねば。明日はNACK5の秦基博さんの完パケ。拓郎さんのラジオは聞かないで寝ます。Radikoですね。というわけで、曲を。スピッツの「見っけ」を。じゃ、おやすみなさい。