週末、つまり土曜日からですね。台湾の大学に行くのと夏川りみさんのライブを見るのと目的は二つです。大学は、ライブラリーのCDをほぼ送り終えて今後の打ち合わせですね。何枚くらいかな。1万2千枚くらいになったと思います。
でも、今、関わっている人とか、これからも取材があったり原稿を書いたりするであろう人のものはそのままになってますから、全部送りました、ということではないです。ご安心を、って、これも誰に言ってるんだ(笑)。
全部送ってしまうと完全に引退した、みたいに思われますからね。そういうことじゃないです。でも、日本のCDが置かれているということでは台湾で最多、ということになるんじゃないでしょうか。そういうライブラリーにはなりますね。
何度も書いてますけど、台湾は1949年から87年まで戒厳令が敷かれていて、その間、海外の音楽や映画が全く遮断されてました。その間の日本の音楽は全く紹介されてません。拓郎さん、陽水さん、ユーミン、浜田さん、誰も知りません。
音楽関係者ですらそうですから、普通の音楽ファンは推して知るべし。そのことを知ったのが一番大きかったかな。家と仕事場に山積みになっているCDを有効に使って欲しいと思ったのがきっかけですね。
しかも、戒厳令解禁後はすぐに配信になってしまったんで”CD”という文化がないんです。日本は逆ですね。CDの比率が世界で一番高い。音楽を”モノ”として所有するということが根付いている。そういう証しのような場所になればいいなと。
でも、そういう環境が違うんで、音楽に対しての受け止め方が違う。その大学は台湾の国立大学で、ポップスみたいな音楽になじみが薄い。色々聞きたいことがあります、ということで行ってくる、という感じですね。
それと夏川りみさんのコンサート。大学の関係者と一緒に見に行きます。ファンがいるんですね。友好を深めるいい機会になりそうです。というのは行ってからの話。それまでに原稿が終わるか。こんなこと書いている場合じゃない(笑)。
ジブリの「熱風」の「風街とデラシネ・作詞家松本隆の50年」を書いてから行くんですが、果たして終わるか。それまで今週のライブは全滅であります。薄氷ね。まだ氷は張ってませんけど(笑)。
というわけで、明日も原稿。年のせいか、なかなか進まない。色んなデータが頭に入らない。思うように言葉が出てこない。ボヤキ三連発(笑)。曲ですね。台湾の人なら誰でも知っている曲です。夏川りみさん「涙そうそう」を。じゃ、おやすみなさい。