そういう二人組がいます。そういうタイトルのアルバムにもなってます。発売されたのは今年の6月。9月の末にライブもあったみたいです。みたいです、じゃなくてあったんですが、今ごろ聴きました。聞きそびれてました。
ザ・クロマニヨンズのヒロトさんと憂歌団の内田勘太郎さん。ヒロトさんが歌とハモニカ、勘太郎さんはもちろんギター。作詞は二人で半々、作曲はブギ連。面白いアルバムだったんです。ほんとに今ごろ、ですけど。
ブルース・アルバム。二人のブルース好きが思いのままに作って好きなように演奏して歌ってる。勘太郎さんのかなりコテコテのギターとヒロトさんの気ままな歌いっぷり。彼の声、いわゆるブルース声じゃないマッチングが素敵でした。
ブルース声ってありますよね。憂歌団で言えば木村充揮さんみたいなハスキー、しゃがれ声、うなり声。ヒロトさんの声はそういう分け方をすれば、ロックンロール声という感じでしょう。でも、底辺にブルースがあるのがひしひしと伝わってくる。
その自由さというのがとっても気持ちいい。妙な例えですけど、高田渡さんに通じるものがある気がしたんですよ。高田渡さんはフォークブルースということになるでしょうけど、ヒロトさんはロックンロールよりのブルースというんでしょうか。
清志郎さんの感じもありますね。アメリカのブルースをやっているわけなじゃないんです、みたいなオリジナリテイ。歌詞の中にブルースシンガーの名前とか登場するんですけど、日本語の文脈の中でちゃんと意味を持っている。
まあ、ロックンロールもベースはブルースなわけですから、同じものが流れていて当然なんですけど、フォーマットで歌ってない、という感じかな。貫太郎さんがコテコテな分だけ、自由度がより伝わってくる。
確かに、憂歌団はブルースバンドではありますけど、どっぷりブルースじゃないようにも思えますよね。少し距離を置いてる。それは木村さんの声がまさにブルースですから、あえてそこに行かないようにしてるんでしょうね。
ヒロトさんの声だとどんなに泥臭くなっても飄々としてるわけで、その分、デイープになれているということなのかもしれません。でも、気づくのが遅かったですね。もうライブは9月に終わってました。情報に疎くなってるつけ、でしょう。
もうやらないのかな。勘太郎さんは沖縄在住だから難しいのかもしれません。貴重な顔合わせだなと改めて思いました。と言っても、気付くのが遅すぎましたね。そういうアルバムがある、ということで。
横山秀夫さんの「クライマーズ・ハイ」。読みかけのまま文庫本が見当たらなくなってたんですが、発見。一気に読んでしまいました。感動的でした。最後、泣きそうになりました。あれもブルースでしょうね。
曲ですね。ブギ連で「ナマズ気取り」。ブルーハーツは「ドブネズミ」でブギ連は「ナマズ」。何となく分かるような気もしました(笑)。じゃ、おやすみなさい。