代々木ですよ。旧名、オリンピックプール。正式名称、国立第一競技場。耐震改修のためにお休みしてたんですが、11月から営業再開。幕開けはリトグリでした。僕は今日が初日。三浦大知さんのアリーナツアー最終日でした。
足を踏み入れただけで印象が違いました。妙に埃っぽい感じがしました。でも、埃が舞っているとか、そういう感じでもない。何だろうと思ったら、床や壁が新しいコンクリートになってる。灰色感が強くなった分だけ、埃っぽく感じたようです。
通路が広がったり、バリアフリーのスペースが出来たり、天井の照明が変わったり。何よりも床ががっしりと頑丈になってる。そして、音の跳ね返りが違いました。コンクリートが増えている分、エコーも強いんでしょうね。昔の東京ドームみたいに感じました。
開演が押したのも、そういう調整に手間取ったんでしょうね。スタッフは慣れるまで時間がかかるのかもしれません、と会館の話ばっかりしてますが(笑)。三浦大知さん、成長したなあという感じでした。
と言っても87年生れ、まだ32才。やりたい音楽とやれる音楽が一致した、ということなんでしょうね。歌と踊りで見せるだけじゃなく、メッセージが鮮明になってきた。内省的な言葉で踊る、という”ノリ”だけに終わらないパフォーマンスに到達してました。
それだけじゃないな。バンドが良かったんですよ。全部生音。バンドです。クラブミュージックみたいな細かいビートのグルーブがかっこよかった。お客さんがそれについていってました。さすがだなあと思いました。
ステージのモチーフが三角形と言ってました。そういう意味では歌と踊りとメッセージ。三つがいい感じの三角形になってました。照明もきれいでした。正面からは見えなかったでしょうけど、人力稼働のステージというのも微笑ましかったです。
10代だけじゃない。大人の女性も多い。アイドル人気ではないですね。歌って踊れる男性ソロ。声も出てましたねえ。グループダンスが全盛の中でかなり貴重な存在。こっからが旬ということになりそうです。
あ、もう一つ会場で感じたこと。コンクリートのせいなんでしょうね。かなり寒い。底冷えがしてました。今日は気温自体が低かったのかな。でもスタバもクーラーが入ってるみたいでしたからね。風邪ひいたかなあ、という感じです。
というわけで、明日は気温差が15度以上。身体に応えます。曲ですね。三浦大知さん、「Blizard」を。一段とスケールの大きい曲になってました。じゃ、おやすみなさい。