1969年9月1日が陽水さんのデビュー日。今年は50周年。と言ってもその時は井上陽水ではなくてアンドレ・カンドレ。ビートルズマニアだった彼の中では「オブラディ・オブラダ」みたいな感覚のネーミングだったんでしょう。
で、色んな企画が進行しているようで、僕らもそれに便乗というか、お付き合いさせて頂いてます。FM COCOLO「J-POP LEGEND FORUM」。もう三週分を終えました。一週目がデビューした時のデイレクター&マネージャー、川瀬康雄さん。
二週目がアレンジャー・プロデユーサーの星勝さん、三週目が評論家の北中正和さん。で明日、四週目の収録。ゲストはいません。一人でやります。最終日の5週目が陽水さんご本人。そういう並びも彼の意見によるところが大、ということです。
最初は70年代・80年代・90年代・2000年代、みたいにしようか、という話だったんですが、やや区切りが曖昧になってきたこともあって、もっと広く50年にしようということで話そうと思ってるんです、が。
が、ですよ。これが大変。進行表みたいに話を整理しようと思ったんですけど、整理がつかない。ゲストの方には曲も選んだ頂けますか、とか簡単にお願いするのに、自分でやろうとすると収拾がつかない。
陽水さんの曲は一枚のアルバムにも色んなテーマというか、スタイルの曲がある。ヒット曲だけ並べればそうはならないかもしれないけど、そういう番組じゃないという妙な自意識があるから、かなり厄介。自業自得ですけど(笑)。
1時間しかない。せいぜい10曲足らず。アルバムの中で選ぶ曲で方向性が全く変わってしまう。しかも最後の週が本人、ということですからね。当然、彼も聞いてから自分の番、と考えるでしょうし、それも踏まえないといけない。
昨日、今日、陽水さん漬けでした。もちろん、それ自体は楽しいですけど、話すのはものすごいプレッシャー。進行表の書き込みも普段の1・5倍。人が触れないようなことを取り上げたいとか妙な下心もある。
どうなるんでしょうか、うまくまとまりますか。でも、もっとじっくりやりたいなあ、という気持ちも強いです。アルバム一枚一枚をちゃんと語って行く番組。4週じゃ無理ですね。活字でももちろん、願ってもないわけですが。
これからやりたいのは、そういうことかもしれません。新しい人たち、若い人たちは、もうそういう人に任せて、自分たちが見てきた、聞いてきたものを体系的に整理してゆく。これも終活、ということになるんでしょうか。
というわけで、「夢の中へ」じゃ、当たり前すぎね(笑)。前TMは決めました。好きな曲の一つ、「結詞」。青空の下の50年。同じ時間を過ごした人間の一人として送ります。じゃ、おやすみなさい。