何だか急に涼しくなったり昼間暑かったり、夜も熟睡できなかったり、相変わらず体調管理が大変です。夏の疲れがどっと出る時期でもありますからね。それでも締め切りは待ってくれない。フーフー言いながらやってます。
そんなに色んなものがあるわけじゃないんですが。数少ない締め切り、とでも言った方がいいですね。若い頃だったら、朝飯前、は変か。朝は仕事しませんから。何て言うんだろう。お茶の子さいさい、なんて使わないか。
ともかく、若い頃にはこんなに時間がかからなかった。勢いでやれた。そうはいかなくなってるんですね。なかなか終わらないわけです。ま、少しずつ。で、FM COCOLO「J-POP LEGEND FORUM」の9月の特集が井上陽水さん。今日は陽水さんDAYでした。
陽水さんになる前、アンドレ・カンドレ名義でデビューしたのが69年9月1日。誕生日が8月30日ですね。去年70才になりました。おとめ座AB型。僕と同じです。だからどうというわけではないですが。今年がデビュー50周年。9月は月曜が5週。じっくり辿ってみます。
一週目のゲストは、元東京音楽出版のデイレクター、川瀬康雄さん。陽水さんが福岡から上京して最初に出会った音楽関係者でしょう。アンドレ・カンドレ時代から陽水さんとして4枚目のアルバム「二色の独楽」までかな、マネジメントの担当でした。
どんな話になるのか、その頃のアルバムを聞き直してました。久々ですね。当時好きだったのは二枚目の「センチメンタル」でした。何だろうな、「断絶」はどっか避けていた感じがあったんです。触れないようにしてた、というんでしょうか。
悲しすぎた、寂しすぎた、というと変ですけど。拓郎さん寄りだったのかな。ロックぽい方を求めてたのかもしれません。ライブで泣いているお客さんがいるとか、周りでは東京の生活に挫折して田舎に帰って行く友人が好きだった、とか、ありましたからね。
「センチメンタル」は、そういう感じじゃなかった。一曲目の「つめたい部屋の世界地図」の透明な抒情と「東へ西へ」のシニカルさ。「夜のバス」も劇的なロックでしたし。そう、その後の「夢の中へ」と「いつにまにか少女は」だ。
「いつのまにか少女は」は、東宝映画「放課後」のクロージングで流れたんですね。あれが良かったですね。空に曲が広がっていく感じが素晴らしかった。というようなことを思い出しながら聞いてました。
でも、こうやってとりとめもなく音楽聞いているのが一番楽しいかもしれません。夏フェスも引退してしまいましたし、”ライブ派”とは言いにくくなってます。こうやって終わって行くんでしょうね。それも幸せな結末なんだろうな、と思いつつ。
というわけで、9月に陽水さんはよく似合います。曲ですね。「いつのまにか少女は」を。もちろん、陽水さんが少女、というわけじゃないです(笑)。そうだ、終わりと言えば、ASKAさんのCHAGE&ASKA脱退宣言。”脱退”なんだ、という感じです。じゃ、おやすみなさい。