ライブですね。新作アルバム「MAGIC」を携えてのツアー。4月から始まってそろそろ後半。今日と明日が武道館です。今日は由紀さおりさんの50周年ライブでサンプラザ。NACK5 「J-POP TALKIN’」でインタビューもしましたからね。
由紀さん、70才。手練れミュージシャンを集めたバンドで音を敢えて小さくして、繊細さを表現する。集中力というんでしょうか、吸引力がある。さすがの大人のライブでした。で、明日がback number。去年の東京ドーム以来ですね。
一年ぶりか。あの東京ドームも独特の空気がありました。ロックバンドなのにお祭り的カタルシスにならない。客席が歌詞を確かめて自分の中で受け止めているのが伝わってくる。若いバンドのライブでは珍しいと言って良いでしょうね。
初めて見てか6年くらいになるのかな。ずっとそうでしたね。客席が静かなロックバンド。曲の合間に沈黙に近い間があったりする。でも淡々としているわけではなくて、バンドは全身全霊を注ぎ込んだような迫真の歌と演奏。それを客席が温かく見守っている。
曲でつながっているライブというのは、こういう感じなのかなという集大成が去年の東京ドームでした。でも、新作「MAGIC」は、そこから更に先に行ってます。バンドの演奏力が格段に向上していた。それで勝負しているアルバムに思えました。
彼らの最大の特徴、固有の世界は「失恋ソング」でしたからね。「泣きのロックバンド」、それも歌詞で泣かせる。新作「MAGIC」は、そんなパブリックイメージから抜け出そうとしているようでした。
シングルになった「大不正解」と「HAPPY BIRTHDAY」。対照的な二曲。ロックバンドに正解なんてないよ、という前者とまさに、という後者。そのふり幅が今の彼らでしょうし。そんなライブになるんだと思います。
今週、ライブ四連ちゃん。ライブの見貯めと言うと変か。帰りが遅くなるなあという感じです。番組の収録は土曜日で終了。何とか出かけられそうです。でも、外の暑さと室内の冷房の落差にぐったり。体温調節が完全に狂ってます。早く脱出したいですが。
場所、やっぱり涼しいところと言えば北海道。ニセコの外人相手のスキー民宿。夏の間は空いてるし安い。外人相手ですがらWi-Fiも完備。民宿といえどキッチンもついているペンションみたいなもんか。こんな穴場はあるか、というところをネットで見つけました。
でも、行ったことのない場所で二週間はかなり不安ですよ。どうなるでしょう。というわけでback bumber、「HAPPY BIRTHDAY」を。”片思いの俺”というのがみそです。じゃ、おやすみなさい。