連ちゃんです。高田漣さん、は関係ないか。FM COCOLO「J-POP LEGEND FORUM」の8月の特集は加藤登紀子さん。歌手生活がまもなく55年という大ベテラン。1943年生れ。僕より三つ上。そうか、姉貴と同じか。
それにしては、というと失礼ですけど、バイタリテイが溢れてました。前半の二週分を収録したんですが、饒舌でした。話が止まらない。次から次へと溢れてくる。しかも驚くべき、記憶力。この曲を書いたのが何年何月でとかすぐに出てくるんです。
何で加藤さんだったかというと、春に6枚組CD BOX「あなたに捧げる歌」が出ました。6枚組、何と107曲ですよ。やはり5月に特集した西城秀樹さんの「UNFORGETTABLE HIDEKI」がCD5枚組とDVD一枚でしたけど、それを遥かにしのいでおりました。
全部聞きましたよ。番組で紹介できるのが28曲。それぞれにエピソードがあって、ご自分で全曲解説を書かれている。どの曲を選ぶかで話の流れも決まってしまいますからね、決めるのが大変。土曜・日曜はそれに使ってました。
加藤さんの曲は代表曲くらいしか知らなかったんです。何だろうな、偉そうに聞こえると不本意なんですが、僕が聞かなくてもという感じだったのかな。世の中にちゃんと評価されている。確とした存在が出来上がっている気がしてたのかもしれません。
だから107曲は新鮮でしたよ。こういう曲を歌っているのかとか、こういう人だったのかとかね。それぞれのDISCにテーマがあってそれに沿って選曲されてました。一番、発見が多かったのが、DISC5「生きるための歌」。全曲の解説を読んで感動してました。
他のDISCもそうなんですが、娘が生まれた時に書いた、とか父がなくなった時にレコーデイングしていたとか、個人的なことを書かれている。とってもプライベートなアルバムのように聞こえたんです。
で、DISC5にはご主人のことが色々書かれてました。入退院を繰り返したいた時のアルバム、とか、見送った年の曲とかね。もうどなたもご存じでしょうけど、ご主人は元全学連委員長。同志社大学の藤本敏夫さんですね。
僕は普通の学生でしたけど、デモには行ってるんです。それが普通でしたからね。少し正義感があって世の中に対しての感受性があって、政治的な意識を持っていればデモに行って当然のような時代でした。
だから、彼が主導していたデモにも参加したことがあるんです。加藤さんと結婚されてから、形にはならなかったんですが、環境問題についての本を作るという企画でお会いしたこともあったりしました。
これだけ色んな人がいる中で「会ったことがある」というのは親近感の要因にもなるわけで、そんな風に感じてました。それだけに、曲にまつわるエピソードがリアルに感じてしまったわけです。
まあ8月はヒロシマ・ナガサキ・終戦記念日・お盆、といろいろありますからね。そんな話もまとめて出来る方、ということでの特集です。中身、猛烈に濃いです(笑)。その後に半崎美子さんのインタビュー。NACK5「J-POP TALKIN’」です。
8月7日に二枚目のミニアルバム「うた弁2」が出ます。一昨年、メジャーデビューしてから二枚目。それまで17年間、インデイーズで活動、”ショッピングモールの歌姫”と呼ばれてました。それ以降のことも含めての初インタビューでした。
この間、美里さんのインタビューをしたばかり。立て続けです。オンエアも美里さんの後ですね。何でこんなに立て続けかというと理由があるんですが、それはもう少し先に。
勿体つけているわけじゃないんですけど、もう少し目途がついてから、って勿体つけてるか(笑)。明日は加藤さんの後半二週分。それが終わると少し先が見えるという感じです。曲ですね。加藤登紀子さん、「そこには風が吹いていた」。良い曲だなあと涙ぐみたくなった曲です。じゃ、おやすみなさい。