今日も雨。なかなか梅雨があけません。例年だと「海の日」はピーカンという印象でしたけど、今年はこの雨です。7月の始まりが月曜日だったんで一週間早いということもあるんですね。でも、ピーカンよりいいか、という年齢です。
何かと言うと、年齢です。年齢です、と言えば済むとでも思ってるのか(笑)。と言いつつ、今日取材していたのは今年71才。常富喜雄さん。元気そうでしたよ。猫は一昨年に新メンバー、ノグチアツシさんと二人で、新生・猫をスタートさせてます。
何で、彼に会ったかというのはそれだけじゃないですね。先日も書いたスタジオジブリの機関誌「熱風」での「風街とデラシネ・作詞家松本隆の50年」という連載の取材。テーマは拓郎さんのアルバム「ROLLING30」。78年発売の2枚組ですね。
あのアルバムのデイレクターでしたからね。どんな記憶があるか、色々聞いてました。時間が経ってますからね。あれこれ思い出しながらの話。あっという間の2時間近くでした。その中に新生・猫の話もありました。
一回り以上下の相方も見つかったし、70代はエンデイングだから、好きなことをやってフェイドアウトして行きたい。来週、18日から10日間以上の中国地方のツアーをやるようです。6月は四国を廻ってましたね。自分で車を運転して向かうんだそうです。
歌える人はいいなあ、と。聴いてくれる人がいればどこにでも行く。そのフットワークの軽さ。吟遊詩人的生き方。もちろん、拓郎さんのようにスーパースターになってしまうとそういうわけにはいかなんでしょうけど、うらやましい限りです。
「ROLLING30」は、30代になったばかりの頃のアルバム。「30以上は信じるな」と言っていた世代がどんな30代を過ごすか、という精神的なメッセージがあのタイトルになってますね。今どんな70代を過ごすか、なんでしょうけど。
「ROLLING70」。どうなんでしょうか、似合うかな、わけないか(笑)。揺れてるのは足元だけ(笑)。頭も揺れるか。前に書きましたけど、昔、大宮デン助さんというコメデイアンがいました。歩く時にいつも頭が揺れてるんです。
最近、自分が歩く影を見ていて、あ、頭が揺れてる、と思ったりします。「デン助化」してるんでしょうね、という話じゃないか、何を書いてたんだっけ(笑)。でも、「ROLLING30」というアルバムは拓郎さんのファンの中でも評価が分かれている気がするんですが、どうなんでしょうか。
というわけで、新生・猫。ツアーでは「私の足音」も歌っているそうです。曲は、「私の足音」。残念ながら、猫のものは聞いた記憶がないんです。いつかライブで聞いてみたいと思いました。じゃ、おやすみなさい。