終わりましたよ。20時半くらいにライブが終わって、そのまま那覇に戻って打ち上げに参加、今、ホテルに戻りました。年に一回のイベントですからね、当然のことでしょうけど、打ち上げはまだまだ続きそうです。ま、朝まででしょうね。
良いライブでした。開演が3時半、そこから5時間。昨日が梅雨明けで今日は満を持していたようなピーカン。気温は32度。暑かったです。会場が海沿いですから、風通しはいいんですが、日射しが強い。さすがに日陰にしかいられません。
幸い、関係者席は公園の一番後ろの藤棚みたいになっている場所で、一応。屋根があります。日陰にはなってるんですが、夕方になると西日が射しこんでほとんど屋根の役割を果たさない。小刻みに水分を取り続けるという一日でした。
この「うたの日」は、他の全国のフェスとかなり違います。何しろ、客席の光景が違う。家族連れが多い。年輩の方もいらっしゃる。まあ、沖縄の方がほとんどですから、暑さには慣れているのかもしれませんが、みなさんゆったり楽しまれている。
思い思いなんです。カチャーシーを踊っている人もいれば、一緒に歌っている人もいる。決まりごとがない。出演者が沖縄の人が多いということもあるでしょうけど、客席が暖かい。暑い、でも、熱いでもない。気温は暑いんですよ、でも、客席は暖かい。
今年は大きな特徴がありました。その中核が加山さんですよ。加山さんをどう生かすか、という構成になってた気がしました。例えば、ウクレレのハーブ・オオタ・ジュニアの演奏とか沖縄のフラダンスチームの参加などがあって加山さんにつなげるとかね。
ハワイアンと島唄とブラジルのサンバ。BEGINがここ数年テーマにしている「音楽の道」。そこに沖縄出身のシンガーソングライター、Anlyと若手バンド、HoRookiesが加わる。音楽のバリエーションとしてもきれいに流れてました。
で、何と言っても加山さんですよ。海が似合う、夕日が似合う。ウクレレが入ったヒット曲ということでは、「お嫁においで」に匹敵する曲はないかもしれません。BEGINもバックに参加してました。いい光景でした。
知らなかったんですが、加山さんがギターを持ってない。何と、先月に背骨を圧迫骨折したんだそうです。まだ身体が”く”の字に曲がらない。7キロもあるエレキギターを持って立っていられない。だから、今日は歌うだけ、と言ってました。
背骨ですよ。圧迫骨折。それでもわざわざ沖縄まで来てくれた。僕は沖縄の人間じゃないですけど、「来てくれてありがとう」という感じでした。マルシャ・ショーラ・メドレーの締めにも登場して「サライ」を歌ってました。
「うたの日」というのはどういう日か、というのを加山さんが出ている時の客席に教えられた気がしたんです。どういうことかというと、客席にスマホで撮影している人がほとんどいなかった。もちろん、ちらほらはいましたけど。
それよりみんな頭上にあげた両手を左右に揺らしながら嬉しそうに一緒に歌っている。撮影するより一緒に歌うことの方が大事。あれだけのスーパースターを沖縄の野外で見ることは今後あるかどうかわからない。
だからといって記念の撮影には走らない。一緒に歌っていることが幸せ、みたいに見えたんですね。何よりも「うた」ありき。沖縄ならではの感動的な光景でした。ということで、明日は午前中に出発。弾丸ツアーね(笑)。
ということで、曲ですね。加山さんは昨日かけました。BEGINの「海の声」を。じゃ、おやすみなさい。