PANTAさん、お分かりですよね。今年が結成50周年、頭脳警察のリーダー。その後もPANTA&HALとか、様々なユニットを組んで活動中。今年が69歳。そのぶれない姿勢に変わることはありません。FM COCOLOの「J-POP LEGEND FORUM」の7月の「内田裕也」特集の二週目のゲストです。
一昨日、収録したシーナ&ザ・ロケッツの鮎川誠さんが一週目のゲスト。二週目はPANTAさん。それぞれの立場から見ていた裕也さん、まさに日本のロック史の現場的証言という話が聞けました。こういう流れでの裕也さん特集はテレビでは絶対に実現しないでしょうね。
世代は違うんですよ。裕也さん、1939年生れ。鮎川さんは、1948年生れ。PANTAさんは1950年生れ。それぞれ違うけど共通点がある。それは裕也さんが、ニューロックのバンド、内田裕也とフラワーズ、鮎川さんがサンハウスというバンド、PANTAさんが頭脳警察を結成したのが1970年なんです。
偶然ではあるんでしょうけどね。裕也さんは、50年代にエルビスプレスリーを聞いてロックンロールに目覚めてロカビリー歌手になりました。その後、大阪でファニーズという京都のアマチャアバンドを見て上京をすすめて渡辺プロに紹介するんですね。それがザ・タイガースです。
その時に渡辺プロと意見が合わなくなって、単身、ヨーロッパやアメリカを放浪、60年代後半の新しいロックの洗礼を受けます。帰国して組んだのが内田裕也とフラワーズ。その後に自分は表に出ずにプロデユーサーに徹して組んだのがフラワートラベリンバンドでした。
PANTAさんの頭脳警察は、その頃の東京のシーンを共有してる数少ない現役ミュージシャン。一緒にライブをしたこともあります。裕也さんが73年から続けてきた「ニューイヤー・ロックフェス」も一回目から出てます。僕も見てます(笑)。
裕也さんが何と闘ってきたのか、何を敵にしてきたのか、とか、同時代ならではの愛情のある話が聞けると思います。そういう話、紹介されてないもんなあというエピソードがいっぱいありました。鮎川さんの時もそうでしたけど、こういう話はラジオじゃないと、とやりながら思いました。
鮎川さんがこんなエピソードを教えてくれました。裕也さんは「ニューイヤーロックフェス」の時に何十組というゲストの演奏を全部、袖で聞いていた。簡単な事ですけど、なかなか出来ないんですよ。改めて見習わないとという背筋が伸びました。この番組ならではの追悼企画になりそうです。
PANTAさん、頭脳警察50周年。9月21日は新作アルバムが出るんだそうです。現役です。というわけで、裕也さんがカバーしていた頭脳警察の曲を。「コミック雑誌なんかいらない」。明日はSEKAI NO OWARIのスーパーアリーナ。じゃ、おやすみなさい。