家入レオさんから由紀さおりさん。NACK5「J-POP TALKIN’」のインタビューゲスト。24歳からン歳まで(笑)。幅広いです。でも、レオさんに「次のゲストが由紀さんなんです」と言ったら、「私、お話したことあります」と言ってました。
由紀さん、今年がデビュー50周年。でも、彼女の場合はその前に本名で童謡歌手だった時期がありましたから、実際のキャリアはもっと長い。今の名前になったのが再デビューの69年。曲は「夜明けのスキャット」でした。
3月に50周年を迎えて、今年から来年が50周年イヤー。3月にオリジナルアルバム「BEGINNING~あなたにとって~」が出ました。50周年のオリジナル。彼女はこれから歌い続ける曲ができました、と言ってました。
プロデユサーが亀田誠治さん。今、一番忙しいプロデユサー。スピッツとかいきももばかりとか、平井堅さんとか中島美嘉さんとか、秦基博さんとか、東京事変のメンバーでしたし。超多忙。彼がプロデユースして自分で曲も書いてます。
アルバムには、アンジェラアキさん、水野良樹さん、永積崇さん、川口大輔さん、東京事変の伊澤一葉さんとかが曲提供。それぞれの中の由紀さおりさんを曲にしてます。簡単に言ってしまえば演歌じゃないです。
由紀さんは、そういうイメージを持たれてるんですよね。演歌歌謡曲の人。芸能界の人。もちろん、あれだけのキャリアの人ですし、その頃は芸能界しかありませんから、当然、そういう世界にはいる。でも、それだけじゃない。
彼女のバンドリーダーは川口大輔さん。JUJUとかHY、久保田利伸さんとかでも曲提供やアレンジをしてます。キーボードは東京事変だった伊澤一葉さんですし。全然歌謡曲じゃない。もうジャンルはない、という超越した歌手ですね。
実は、僕もそんな風は見ていなかったんです。二年前、「歌うたいのバラッド~由紀さおりシンガーソングライターを歌う」というアルバムでお会いした時ですね。キャリアの豊富さだけじゃない好奇心。新しいものへの柔軟さに驚かされました。
去年、サマソニに出たと言ってましたよ。家入さんみたいに、最近のゲストでイエローモンキーが出てくれた、と言った時に、去年、「サマソニ」で一緒に歌いました、と返ってきました。げ、でしょう。
イエローモンキーは「夜明けのスキャット」をカバーしてますからね。そういうつながりをたくさんお持ちの方、そして、音楽や歌には一家言も二家言もある方。そういう話をする場も多くないのかもしれません。歌とはどうあるべきか、実に饒舌で説得力がありました。
新しい人たちに対しての好奇心がなかったら、74年に拓郎さんの曲を歌ったりしませんよね。運悪く、拓郎さんの事件とぶつかってしまって、ラジオでかかったりすることが多くなかったですけど、そういうアンテナは変わってないんじゃないでしょうか。
芸能界イメージをお持ちの方にこそ聞いてほしい、というインタビューになりました。オンエアはレオさんの後ですね。5月13,20日の二週です。その前に忌まわしき10連休(笑)。郵便物も止まるんですってね。
陽水さんが初めて清志郎さんに会った時、「名前に”忌”をつけているのに惹かれた」と言ってました。確かに普通はつけません。5月4日、野音で「清志郎・ロックンロールショー」があります。今年が最後のようです。
10連休だ。原稿もあと少し。勝手に休みやがれ(笑)。曲ですね。由紀さおりさん、新曲。アンジェラアキさんが詩曲を書いてます。「あなたにとって」という曲を。アルバム「BEGINNING」のサブタイトルです。
岡村孝子さんの病気、驚きました。この間、5月発売のアルバムを聞いたばかり。無事な復帰を祈ります。カミさんが、「こういうことがあるんだから、私はラッキーだった」としみじみ言ってました。もう手術の後遺症も何もありません。お気遣いありがとうございました。じゃ、おやすみなさい。