いや、大変なんです。10連休。そのあおり。ともかく締め切りも録音も判で押したように「連休前に」なんですよ。やってられません。6月に発売になったりするものまで「連休前」。何でそんなに早いんですか、と聞くと「10連休なんですよ」。
彼らもそんな無茶なスケジュールを望んでいるわけじゃないんでしょうけど、あっちこっちが動かなくなってしまう。一番大きいのは印刷屋さんかな。まるまる止まってしまうんだそうです。新聞みたいに自分で工場を持っている会社は別なんでしょうけど。
みんなそんなに休みたいんでしょうか。休めるんでしょうか。もちろん休める人はいるでしょう。会社が大きかったり人がたくさんいたり、色んなところに押し付けることの出来る立場の人たちはそうでしょう。
そんなに休んでどうするんだ。幼稚園とか学校も休むわけでしょう。親御さんは大変ですよ。働くことを軽視しすぎてますよ。テレビのスタジオとか映画や広告の現場でも徹夜が禁止されてるとか、タイムカードを押さないといけないんだそうです。
一億総役人化。何が「働き方改革」なんですかね。「働く自由」を奪って画一化して縛り付ける。働かないと生活出来ない人を無視している。フリーランスは日雇い労働者みたいなもんですから。みんなが休んでいる時に働くのがエンタメ業界なんですよ。
改革すべきなのは「働かせないこと」じゃなくて「気持ちよく働けるための」ものであるべきでしょう。環境だけじゃなくてその人の自主性や個性を大切にする。そして、きちんとギャランテイをすること。みんなが「頑張りたい」と思えるようにすること。
こういう環境で若い人たちが鍛えられるとは思えませんよね。きつい仕事をやりながら身体で覚えていくことの方が多いのに。そういう機会を奪ってどうするんだ。というような憤懣やるかたない今週来週になりそうです。
昨日も大手不動産会社や自動車会社でデータの改ざんが明らかになったとかね。民間も官僚も嘘をつくことを何とも思ってない。国際的に信用をなくしますよ。と一息に書いてしまいました。頭がガンガンする(笑)。10連休、誰が決めたんだ!
というわけで、って、型通りにね(笑)。明日は家入レオさんのインタビュー。新作アルバム「DUO」が17日に出ます。曲ですね。そう、現場の話でいつも思い出すのが氷室さんの「魂を抱いてくれ」なんです。
彼がPVの撮影でロスに行った時に、映画を志すアメリカの若い人たちの熱意や情熱に感動した。それを見て自分がなくしかけているものに気付かされたというエピソード。い話じゃありませんか。その曲を。じゃ、おやすみなさい。