先日、もらったメールの中にあった一文なんです。3月23日に小山卓治さんのアルバム「夢の島」の30周年盤の発売を記念したコンサートがありました。あの日の夜にここでも少し触れましたけど、ソニーの特設サイトにもう少し長いレポートを書いたんです。
それがアップした時の担当の方の表現がそれでした。「往年の音専誌みたいにしてみました」。確かに、という感じだったんです。自分で見てもどこか懐かしかった。そうだよなあ、と。ウエブと雑誌。違うんですよ。ウエブでそういうデザインを見ると余計そう思います。
何が違うか。一目瞭然。縦書きなんです。ウエブのサイトはみんな横書きですよ。でも、このデザインは縦書き。これを彼は「往年の音専誌みたいにしてみました」と例えたわけです。どう思われますか。読みにくいという方もいらっしゃるかもしれませんが。
僕はやっぱり縦書きが好きですね、短いコラムなんかは横書きでもいいんでしょうけど、多少でも”読み物”的なものだと縦書きの方が雰囲気があるように思うんですね。それが「年」「ジジイ」の証拠、と言われればそれまでですが。
日本語は縦書きの言葉じゃないかなあと。文章の流れが下に降りてゆく。それがリズムというか、テンポになっている。横書きは、そういう風に流れて行かない。上に積もって行く。だから長めのものになると圧迫感が出てきてしまう。
縦書きは違うんですよね。長くなるとむしろ背中を押されているような気がしてくる。連続性が出てくる。横書きだとつぶれそうになってくる。お前だけだよ、と言われそうですけど。はいはい、僕だけですよ(笑)。
若い人たちは違うんでしょうけどね。縦書きは読みにくいよ、というんでしょう。でも、音専誌にしてもウエブの音楽サイトにしても、どっか文章がまだろっこしいのは、横書きのせいじゃないかなあと思ったりするんです。
だらだら書いててもしょうがないか。こんなサイトです。覗いてみてください。感想を聞きたいです。あなたは縦書派ですか、それとも横書派ですか。バイリンの人は横書きでしょうけど。
http://www.110107.com/s/oto/page/takuji_oyama30th?ima=0527
昨日は札幌でした。みゆきさんの映画「夜会工場・Vol2」のキャンペーン。北海道新聞の取材を受けてました。終わってローソンチケットの担当の人と食事してそのままホテル。札幌に行って飲み屋さん行かなかったのは初めてかもしれません。
もうそういう年齢じゃないんでしょうね。行きたいお店とかあったんですけど、しんどかったです。今日はそのまま戻って喉のお医者さん。声帯、時間かかるよおと言われてしまいました。長年の無理も影響しているんだそうです。お酒どころじゃないかも(笑)。
でも、東京、寒いです。札幌より寒かった。体調管理が大変です。というわけで、曲ですね。縦書きの歌、なんてないか(笑)。中島みゆきさんの「恋文」。「ラブレター」は横書きでも「恋文」は縦書きがいいなあ。ジジイの戯言ね(笑)。じゃ、おやすみなさい。