という映画祭が行われてるんです。読んで字のごとし。音楽映画を爆音上映するという企画。昨日、名古屋でみゆきさんの映画「夜会劇場・Vol2」の試写会があって、そこで媒体の方達とお話をしてきました。
「夜会」とは、どういう企画でどんな風に変わってきたのか、「夜会工場」というのは、なぜ誕生したのか、今回の映画の見どころはどこなのか、みたいな話を質疑応答で3,40分くらいかな。その後、名古屋のFM局の生放送にお邪魔という流れでした。
で、帰ろうと思ったら「爆音」見ていきませんか、と誘われました。みゆきさんの映画の配給、というのかな、その会社の担当の女性が「爆音」もやってました。ちょうど名古屋の上映期間だったみたいです。
話は去年聞いたのかな。でも、見るのは初めて。何しろ「爆音」ですよ。映画館のスクリーンの前にPAが組まれてました。一昨年の氷室さんの「LAST GIGS」の「コンプリート版」全国上映ツアーを思い出しましたよ。
あの時はPAだけじゃなくて照明のセットも組んでましたからね。東京ドームを手掛けたPAと照明のチームがツアーを廻るという大仕掛けなものだったんで、あそこまでではないですけど、でも、映画館でああいう仕掛は初めて見ました。
そもそもは2004年に吉祥寺の映画館で始まったんだそうです。「映画祭」とついたのは2008年。それがローソンチケットと組んで全国展開になった。今上映しているのは4シリーズ目なんだそうです。つまり、好評、ということですよ。
昨日、「見ていきませんか」と言われてすんなり「そうします」と言ったのは、上映されていたのが、クリステイーナ・アギレラが主演する「バーレスク」というロックミュージカルだったからですね。洋楽は普段聞きませんし、映画もそんなに見ない。一石二鳥みたいな感じもあったのかもしれません。
で、音、迫力ありました。映画館にいる感じじゃない。映画はロスでつぶれそうな「バーレスク」。ミュージカルショー、みたいなイメージかな。ゴージャズなショーパブ、という感じか。つぶれそうなその劇場をめぐるラブストーリー。歌って踊って、恋をして、というやつですね。
2010年の映画。クリステイーナ・アギレラがすごかった。すみません、洋楽ファンの方、今ごろこんなこと言ってる。ブルースからジャズ、ロック、堂々たる歌いっぷり。それが爆音です。ライブを見ているみたいでした。
ストーリーは「ラ・ラ・ランド」のようでもありましたけど、音楽がロックですからね。共演が大ベテランのシェール。見ごたえ、聞きごたえありました。昨日のレイトショーは「ボヘミアン・ラプソデイ」でした。しかも映画館で大合唱してもいいという上映スタイル。見たかったですよ。
浜田さんの「Journey of A Songwriter」の時もそういう合唱可な上映の日がありましたけど、あれですね。「ラ・ラ・ランド」もラインアップに入ってます。「レ・ミゼラブル」とかミュージカルもあるようです。
で、終わって名古屋駅直行。自由席飛び込み。開いている売店での駅弁。あんまり嬉しくない(笑)。お腹もたれるし、もうこういうは卒業したい(笑)。しかも、東京駅からのJR中央線が人身事故で一時間半の遅れ。参りました。
この前の「踏んだり蹴ったり」もそうでしたけど、もう、こういうのは無理。そんなに止まった電車の中で立っていらません。帰ったら寝付けないし、疲れは持ち越すし。考えてしまいました。でも、「爆音映画祭」、なかなかの企画であります。
というわけで、といってクリステイーナ・アギレラは曲が出てこない。なくなったショーケンを。彼の話はまた。82年に彼のツアーに同行したことがあるんですよ。彼の曲を。マッチよりもはるかに聞かせます。「愚か者よ」を。じゃ、おやすみなさい。