いきなり何だ、それがどうしたという感じでしょうね(笑)。どうもしないんですが、先週、取材を受けたんですよ。テーマは「卒業ソング」。以前出したコンピレーションアルバム「大人のJ-POPカレンダー」の「3月・卒業ソング」について伺いたいということでした。
何と言っても「天声人語」ですからね。どういう取材になるのかな、と思いつつだったんです。そういうコメント取材ということに対してはあまり期待しないようにはなってる。いつのまにか、そうなりましたね。
特にテレビのコメントとかは、後で後悔することの方が多い。ひどいものになるとあんなに話したのに使われなかったとか、話した内容がそのまま他の人の発言になっていたとかが少なくないんですね。
でも、そういう感じでもなさそうだったんでお会いしたんですが、楽しい時間だったんです。妙な言い方ですけど、記者の方が新聞記者っぽくなかった。たばこ臭くてどっか偉そうで上から目線、みたいなイメージとは対極の方だった。
打てば響くというか、テンポがいい。会話が転がって行くというインタビューでした。同業というか、同じような仕事をする人間として、インタビュー取材というのはこうあるべきだよな、と思える取材だったんです。
掲載日が決まったら、連絡します、ということで終わっていて、それが明日なんだそうです。もちろん、どんな記事になっているのか知りません。がっかりすることになるのかもしれないな、とも思ったりするんですが、とりあえずのお知らせですって、わざわざお知らせするようなことか(笑)。
ま、いいじゃないですか。由緒あるコラムがポップスを取り上げてくれるということだけで嬉しいことですし。内容はどうあれ、わざわざご足労頂いた、楽しい時間を過ごさせてもらった。それだけで僕の中ではマル、なんです。もし、朝日をお読みの方はお目をとめてみてください。
でも、自分で書いて思いましたけど、新聞記者がたばこ臭くて偉そう、というのも古いんでしょうね。時代は変わってます。数年前、旧知のスポーツ新聞の元記者が「最近の若い記者は夜討ち朝駆けとかしないんだよ」と嘆いてました。
選手や監督の自宅にアポなしで行って話を聞くとかしない。サラリーマンみたいなんだよなあ、と言うんです。そうやって嘆くこと自体が古いことになるのかもしれませんが。僕がお会いした方はそういう事務的な感じもなかったです。
というようなことがありました。今日もそんな話です。明日、読んでも記事の感想は書きません(笑)。話しが楽しければそれでいいんです。というわけで、新聞が出てくる歌。最近、あるのかな。ネットとか携帯は多いんでしょうけど。
RCサクセション「軽薄なジャーナリスト」。中にはそういう人もいる、ということで(笑)。陽水さん「傘がない」かな。風「あの唄はもう唄わないのですか」がいいか。”新聞の片隅であなたのリサイタルの記事を見つけた”。ネットで見ました、じゃ、歌になりませんね(笑)。じゃ、おやすみなさい。