TKね。言わずと知れた小室哲哉さん。といっても彼は去年引退しましたから、本人と会ったりというわけではありません。FM COCOLO「J-POP LEGEND FORUM」の4月の特集ゲストが彼。「さよなら平成・TKの遺産」と題してやります。
4月には新しい元号が決まるんですよね。4月が泣いても笑っても平成最後の月になります。でも、泣く人、いるのかな。平成が終わってしまう、って一晩中泣き明かしているような人。どんな理由なんでしょうね。
平成という言葉に権利を持っている人、いないか。元号に著作権があるわけないですよね。じゃ、何で泣くんだって、この話はどうでもいいや(笑)。で、平成の最後の月の特集をどうしようかと思っていて、やっぱりこの人だよなあと思ったのがTKでした。
昭和と平成、大きく変わりました。特に音楽の環境は激変しました。テクノロジーが一番、二番が環境、ですね。テクノロジーというのはハード面。パソコンですよ。デジタル化。打ち込み、シンセ、プロツールス。音楽の作り方が全く変わりました。
リミックスのバージョン違いとかね。昭和の頃にはそんなに色々作れませんでした。大瀧詠一さんみたいにバージョン違いを作るのに何年もかけた、という人もいました。今は、パソコンだけでいくつも出来てしまう。その先鞭をつけたのがTKでしょう。
もう一つは、環境。音楽の聴き方ね。アナログ盤がCDに全面的に切り替わったのが88年くらい。そこから平成です。カラオケがブームになり、MDとかDATなんていう機材もありました。今や両方とも姿を消しました。
クラブというのもありますね。デイスコがクラブになった。そこで流れる音楽がポップスになった。そこにもTKがいました。”プロデユーサーの時代”というもの彼からでしょう。というようなことを改めて彼の功績として辿ろうと思います。
一週目は評論家の藤井徹貫さん。もう、30年以上前からのライター仲間。TM NETWORKのついての著書もあります。その後はそれぞれの時代を知っている方に登場願おうと思ってます。テーマは音楽ですからね。他の話は触れません。というか、触れたくありません。
で、もう一つは、槇原敬之さん。時間で言うとこっちが先か。FM NACK5「J-POP TALKIN’」のゲスト。3月の30日と4月6日のオンエア。インタビューの依頼が遅くなってしまってツアーが始まってしまいました。
でも、そんなにその場だけの売り方をしようとは思ってないんで、構いませんよ、ということで受けて頂きました。アルバム「Design&Reason」とこのツアーがテーマ。でも、ネタバレはしません。
二つのインタビューの間に打ち合わせが一つ。3本立て。結構、ハードです。声、やばいです。さっき、浜田さんのファンクラブの会報誌「ROAD&SKY」を読んでいたら、浜田さんが衝撃的なことを話してました。
「咳って破壊的に声帯にダメージを与える」。ガーンという感じ。二三週間前かな。声帯を専門的に見てくれる耳鼻咽喉科のお医者さんに「咳喘息が直らないと声帯は元に戻らないよ」と突き放されてしまったんです。
そんなこと言わないでくださいよ、冷たいなあ、という感じだったんですけど、「やっぱりそうなんだ」と思いました。医者の言葉より説得力がある(笑)。はい、破壊的なダメージ、負ってしまいました。
咳喘息、直るまでに長い人は半年くらいかかるんだそうです。年が年だから長くなるでしょう。まだしばらくこういう感じなんでしょうね。大丈夫かな。リスナーの方や局の方がそこまで待ってくれるでしょうか。当分、こんな声かもしれませんけど、よろしくお願いします。
そうだ、ファンクラブの会報誌ということで言えば、氷室さんのファンクラブ会報誌「KING SWING」で新しい連載が始まります。次号ですね。もう原稿は入稿してるんで、もうすぐ届くのではないでしょうか。写真に関連した内容です。
ということで。内田裕也さんがなくなりました。その話は後日。曲ですね。TKを。TM NETWORKの「Get Wild 89」を。平成はここから始まりました。じゃ、おやすみなさい。