と言ってもご存じない方のほうが多いんじゃないでしょうか。2013年に結成された4人組。昨日、メジャーデビューアルバム「Chime」が発売になったばかり。つまり、デビューアルバム発売翌日のライブ。チケットは完売。立ち見でした。
メジャーデビューしたのは去年。その時はシングル。でも、すでにインデイーズでフルアルバムが一枚、ミニアルバムが5枚も出ている。実績があるということですね。去年は武道館を二日間も成功させてました。
そうやってインデイーズで実績を残した人たちしかメジャーでやれない時代になっているのかもしれまんね。レコード会社が売れる人たちしか扱わなくなっている。自分たちでじっくり育てる余裕がなくなっている。
僕が知ったのは去年の秋にレコード会社が行った新人コンベンション。その時の印象が良かったこともあって見に行ったわけです。遅いよ、不勉強というそしりは免れませんけど。そういう意味ではメジャーになったから知ったということになりますね。
初対面、初体験ですからね。昨日、出たアルバムも聞かずに行ったんです。ライブからの印象を大切にしてみたかった。その後にCDを聞いた時にどう思うかを試してみたかった。で、ライブの印象が良かったんですよ。
コンベンションで見た時は、もうちょっと線の細いポップバンドかなと思ったんですが、全然そうじゃなかった。ですから内容は触れませんが。ピアノも入っていることが大きいでしょうね、演奏も達者だし、バンドの誠意が伝わってくるライブでした。
特に、です。MCも含めた曲の伝え方の説得力。曲を演奏するだけじゃない、気の配り方が素晴らしかった。それだけの実績があるんですから当然でしょうけど、新人とは思えませんでした。初々しいんだけど、大人でした。
結構、感動しながら聞いてたんです。その一例。こんな名言。「一生を変える音楽は一瞬で生まれる、そう信じて音楽をやってきました」。良い言葉でしょう。嫌見なく口にできる。ほんとにそう思ってるんだなあと思わせてくれる。
それだけじゃないんですよ。「覚悟を持って歌います」みたいな言葉が空回りしない。そういうのに昔から弱いんです(笑)。素朴な言い方をすれば、こういう人は嘘つかないだろうなあと思えるバンドでしょうね。
今日はツアーの初日、東京は5月の終わりにNHKホールが二日、横浜アリーナもありますね。また、見たいなと、また体験したいなか。そういうバンドでした。というわけで、彼らの曲、アルバム「Chime」の最後の曲「Familia」を。
昨日の小坂忠さん、鈴木茂さん、素晴らしかったです。この歌とこのギターがあれば何もいらないという感じ。蔦屋の無料ライブにはもったいないというか。会場の入り口にギターケースでも置いて投げ銭を待ちたいくらいでした(笑)。じゃ、おやすみなさい。