FM COCOLO「J-POP LEGEND FORUM」の3月のゲストですね。5月5日からツアー「ALICE AGAIN 2019~2020・限りなき挑戦」が始まります。それに先駆けての特集です。その一週目、堀内孝雄さんの収録。無事終わりました。
無事というより喉を同情されながらと言った方がいいかもしれませんけど(笑)。まだ2月の特集の牧村さんの収録が終わってないんですが、次に取り掛かりました。みなさん多忙で、そこしか日程が出ないという事情もありますが、早いに越したこともないわけです。
ALICEは、71年の12月に結成されて、72年3月デビュー。でも、その時は谷村さんと堀内さんの二人。5月5日の奈良での初ライブで矢沢さんが参加して今の形になった。今年のツアーも初日が5月5日です。
谷村さんは去年の12月、矢沢さんが今年の2月。堀内さんが今年の10月に70歳になるという区切りの年のツアー。今のところ9月までのスケジュールが公開されてますけど、ツアータイトルが2019~2020ですからね。まだ先があるんでしょう。
ALICEは、81年に二回にわたる後楽園球場コンサートで活動停止。2001年阪神淡路大震災の追悼ライブで再始動。2009年から2010年にかけてのツアーのファイナルは東京ドーム。2013年の全都道府県ツアーの最後は武道館でした。今回も6月に武道館二日がありますね。
彼らは、70年代を代表するライブバンドなんですね。72年から81年まで、スタジオ盤のアルバムが8枚。ライブアルバムが何と7枚あります。70年代で最もライブ盤の多いグループ。今でも、それだけのペースで出した人はいないでしょう。
74年の年間303本という数字もあります。一日に場所を変えて二本とか。まあ、すさまじい数です。改めて、その頃の話とか、当時思っていたこととか、ざっくばらんに話してくれました。堀内さん、気さくでした。
同じ時代にいた、というだけじゃなくて、一緒に番組をやっていたこともありますからね。谷村さんは「セイ!ヤング」ですし、僕もそうでした。堀内さんとは80年代の初めにTBSで一緒に番組をやってたこともありました。
そのデイレクターもなくなってしまいました。きたやまおさむさんの「パック・イン・ミュージック」を担当していたり、久米宏さんの「土曜ワイド」を立ち上げた名デイレクター。僕の中でも恩人のような人でした。
その頃は、僕、放送作家ですからね。まさか、この年になって自分の番組にゲストで来てもらうというようなことは思ってもいませんでした。そういう意味では感慨深かったですよ。それぞれのソロというより、やっぱりグループ、アリスなんです。
でも、今聞き直すと、とっても男っぽい歌が多いし、大人っぽくもある。いわゆる思春期的なフォーク、みたいな曲はほとんどない。にも拘わらず、あの頃のファンは女子中高生が圧倒的だった。深夜放送の影響が大きかったんでしょうね。
3月は、それぞれの週と最後に3人全員という流れになりますね。またその時は報告します。ちょっと早いですけど、予告を兼ねて。というわけで、堀内さんといえば、この曲。「遠くで汽笛を聞きながら」を。じゃ、おやすみなさい。